■フローリストみき 店舗リノベーション
4月初旬にリノベーションプロジェクトが動き出した「フローリストみき」
現調や要望の聞き取りなどを進めながら、プランに取り掛かりました。
所長の森からプランスケッチを預かり図面にする際、何度も社内で打合せを重ね、
当社設計部所長 森 「フローリストみき」設計コンセプトです。
スケッチ右上方向に交差点、交差点を渡ると瀬戸線の駅があります。
そこからの動線や目線を意識して思い切って四角い空間の対角線に、
主動線を設定しました。見かけより奥行きを出すことと、両サイドに膨らみを創り、
花々に囲まれた店内を演出するためです。この空間を曲線で取り囲む事にしたのは、
両手にすくった花びらの中にショップを置くイメージから創造したものです。
他4社ほどのコンペ形式で提案がなされ、我々の案に決めて頂けました。
理由を伺うと「案のユニークさと、しっかりした概算見積りを提案したのは、
ビルドさんだけだった。」ということでした。
実は他社さんは予算内で出来ると言ってみえたのですが、我々は
「確実に予算オーバーです。でもこれをスタートに予算内で出来る案を
一緒に考えていきましょう。」という提案をさせて頂いたのです。
また、図面やパースでは表現しきれない空間構成になったので、
担当スタッフが徹夜で作ったスタディ模型を提出していました。
この模型に大変愛着を持って頂き、今ではお施主様の手元で
黒ずんで壊れかけています。いつも通り、より良い空間を創り出すため、
予算と理想のせめぎ合いが始まります。ここからが醍醐味、我々の本領発揮です。
今後プランの変革をライブで発信します。