こんにちは。設計部の増田です。
先日名東区のK様と来年着工予定の住宅新築工事の請負契約をさせていただきました。
K様とは今年の5月に当社のコンセプトハウス 憧憬舎 にご来場を頂いて、K邸プロジェクトが始動しました。
今回ブログの1回目ということで、今の計画に至るまでのプランの経緯をご紹介させて頂きます。
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初回のラフプラン提案時には全く考え方の違う3パターンの計画案を提出。
①ラフプラン-A
広いお庭に対して、R状に開き、道路面には曲率の異なるR壁を立て、その隙間を開口部にした提案。
この提案は既存の車庫部分を解体し、新たに地下1階・地上1階の建物を創る計画で、地下のガレージから1階までスキップフロア形式で上がっていく断面構成となっています。
②ラフプラン-B
こちらは既存の車庫部分を利用した計画です。地上の平屋部分を2つのボリュームに分け、その隙間をトップライトやスリットサッシで囲んで光庭にしています。屋根は緑化する計画となっています。
③ラフプラン-C
こちらも既存車庫部分を利用した計画で、地上には一つの平屋のボリュームを計画し、スキップフロアに沿って屋根を折れ曲がらせた計画です。
この3つの提案の中から、K様はラフプラン-A案に大変共感して頂きまして、このプランで方向性が決まりました。
次にラフプラン-Aを詰めていき、提出したのがPLAN-A2です。
PLAN-A2は地下車庫をRC造、地上部分を木造在来工法で計画した混構造で、道路側には同心円上に外壁をずらしながら配置し、お庭側へは庇の延長にナナメルーバー付きのパーゴラを設置し、日照調整と近隣目線に配慮しています。
このプランから地上階もRC造とし、建物形状は、道路側の円弧壁の曲率は全て異なるものに変更し、プロポーションを極力ラフプラン-Aに近付けたPLAN-A6で確定しました。
左の模型はPLAN-A3の白模型で、右は確定プランのPLAN-A6の外観イメージパースです。
K邸プロジェクト、着工は来年の4月予定です。またこのブログにて進捗状況等報告します。