こんばんは、設計部 寺前です。
これから設計部で建築研修長崎編を紹介します。
まず先頭バッターの私から世界遺産に登録されるとの噂がある軍艦島を紹介
確かに軍艦に見える
上陸するとコンクリートの建造物が経年劣化により露わな姿に
この軍艦島は炭鉱によって栄え、明治から昭和にかけてたくさんの人が住んでいましたが。
島の狭い面積に対して暮らす人口が多い為、
大正5年に日本初の鉄筋コンクリート造7階建てマンション(30号棟)が建てられました。
そのあと、次々とコンクリート造のマンションや学校などが建設
マンション群が隙間なく並んでいる。
コンクリート造が得意である東海・ビルドとしては見逃せない!
この機会に色々調べると、現在ではコンクリート造に使う鉄筋は、
異形鉄筋と呼ばれる材料を使用するのが一般的ですが、
この建物の鉄筋には、炭 鉱施設の廃材である巻揚機用のワイヤーロープや
トロッコ用のレー ルなどが転用されている部分があるとのこと。
鉄筋コンクリート造としてもまだ試行錯誤の段階
近くまで行って確認したい!!確認したいが危険で行くことができない
ただ、この建物は日本建築学上貴重な建物であり、
今もなお調査が行われいるので今後に期待したいと思います。