こんにちは。設計部の井上です。
5回目の今回は佐世保市内にて見学したお寺をご紹介します。
設計者は前回のピースミュージアムと同じ古市徹雄氏。
浄土宗 麟鳳山 九品寺(くひんじ)傾斜地に立つ「納骨堂」と丘の上に
立つ「本堂」の2棟あり、最初は「納骨堂」から。
コンクリート打放しの壁にピロティの列柱と小さい四角の開口が小気味よく
並んだ外観。
内側が朱色に塗られた格子の下をくぐると・・・・
上の本堂へと続く大階段があります。
当日はあいにくと小雨がぱらつく天候だったため
建物に見とれるあまり階段で転びそうになった某設計部のWくんを横目に上へと登ると・・
まずは水盤に浮かぶ納骨堂のきれいな内放し壁がお出迎え。
中央にぽつんと見えるのはガーゴイル!
そして納骨堂を見返すとそこには・・・
鉄骨造の本堂がお目見え。
コンクリートとはまた一味違った外観。
構造体と意匠性を合わせ規則正しいピッチで並べられたフレーム。
鉄骨造ならではのデザインで外観を構成しています。
建物正面に丸い窓がポツポツと・・・・?
内部から見るとこんな感じ!!
今回お寺の方のご厚意により内部も見学させて頂きました。
2階にある祭壇。
外観の鉄骨フレームで構成されたデザインが内部にも踏襲され、とても近代的で
洗練された内観となっていました。
そして祭壇を見返すと・・・
これまた綺麗に割付された鉄骨格子フレーム。
格子フレームの外には木製デッキのバルコニー。
そこから佐世保市内が一望出来ます。
納骨堂と本堂。2期に分けて工事され構造もRC造と鉄骨造。
ただ違和感は全くなく、それぞれの構造特性を活かしたデザインでとても魅力的な
建物でした。
最後におまけ。
タイトルは「猫の心をつかみ損ねた某設計部員Tくん」
・・おしまい・・