こんにちは。設計部 渡邉です。
今回は、南国風建物の設計プロジェクトがあり沖縄まで研修に行ってまいりました!
見学させていただいたホテルを中心にブログで数回に分けてレポートしていきたいと思います。
まずは、『ザ・リッツ・カールトン沖縄』 2012年4月 開業
外観から。
リッツに関しては南国風というよりは、沖縄建築に和テイストを組み込んだ建物。
元々あった喜瀬別邸ホテルを新装して、リッツ・カールトンが運営。
瓦や外壁の色のトーンを抑えシックで高級感のある色彩計画。赤瓦は首里城がモチーフ。
近くで見ると、壁から屋根の形状が面白い。何をモチーフにしたものだろう…。
国立劇場おきなわ(高松伸 設計)では、壁が反り返り沖縄の伝統的な竹垣(チニブ)をモチーフしたものだったが。
夜の照明計画もうまい!最小限の照明で、水盤に映る灯篭の灯がゆらぎ…気持ちが良い。
内部エントランス廻りも和のテイストをうまく組み込んでいる。
宿泊者を迎え入れる門のイメージだろうか…。
天井面の木と壁面の琉球石灰岩、柱の石材と床の本磨きの床材。
マテリアルは多いがトーンを抑え、デザインテイストを統一することによって共存している。
夜は…
オブジェがまた良い。光の漏れ具合と、本磨きの床材に映しだされる姿が幻想的。
エントランスのコーナーにある壁面には
水玉!?泡を模した壁面。上が昼で、下が夜。時間、照明によって印象が異なる。
とにかく照明計画が面白い。
昼間は開放的な廊下も…
夜になれば…
ダウンライトの光が直下に落ちるという特性を活かした照明計画。
まるで、光の飛び石みたい!
館内サインにおいては、スポットで分かりやすく
なかなか見応えがあり、館内を夜な夜な徘徊…。
次回は、まだまだ見どころ満載のリッツ・カールトン!
スパを中心にUPします!