■ I邸-店舗併用住宅新築工事
12月14日 曇り
午後、現場チェック。仕上げ工事の真っ最中。
工事監理はもちろんのこと、曇天の日の光と影を見て歩く。
なぜかこの現場を訪れるたびに晴天で陰影は出過ぎる
ほどだったが鈍い自然光の中での陰影がやわらかく
出ているのを見て一安心。
写真下の壁はコンクリート面に吹き付けられた断熱材。
壁内に隠れてしまうものだかやわらかい天空光の下、
なんともいえない表情を見せている。
次の写真は住宅部分の枠のディティール。
図面の寸法はあくまでも仮のもの。
現場で実物を仮組みしてのチェックが最も確実。
このあたりが建築の現場監理の面白いところ。
最後の写真はコンクリートに打ち込んだ鉄筋。
ハリネズミの様。
コンクリート躯体をラス枠で3次元にねじりを加えた形態で施工すると
構造に必要な諸条件のクリアに不安が残るため躯体は先行して施工し、
後にラス枠を施工することに決定。
この鉄筋にラス枠を固定していくことになる。
これも隠れてしまうものだが結構面白い情景で思わず写真に
記録してしまった。