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2015-01-19

好日居 ~富士見台の家~ Vol,2

こんにちは。設計部の渡邉です。

好日居を設計部の観点から紹介していきたいと思います。

建物を建てる時には、様々な建築基準法(その土地に係る設計条件、制約)等をクリアするように設計していきます。
今回の敷地は、南から北にかけて全面道路が下がっていくこと、西側に擁壁がある為、西と東側に高低差が生じてきます。この2点が大きな設計条件となりました。

配置図

■配置図 ※上:北棟 下:南棟

立面図(東)

■立面図(東) ※左:南棟 右:北棟

今回の分譲住宅は、北棟と南棟の2棟を販売します。
隣接している敷地ですが、条件が少し変わるだけでも設計が異なってきます。
これが、設計の面白い所でもあり難しい所でもあります。

まずは、北棟のコンセプト(設計の基となる考え方)を書いていきたいと思います。
北棟は、南棟よりも敷地自体に高低差があり、西側においてはまともには総2階建てが不可能な条件です。
そこで、大きく分けて東側を2階建て、西側を半分は天井高さがある1階建て、半分を2階建てとしています。

平面図 北棟

■平面図 ※上:2階 下:1階

構成は、東側を総2階建てが可能なため居室3部屋。
西側は北に天井高さがあるリビング、南をダイニング・キッチンその上部に和室と屋上を配置。

平面では分かりにくいですが、実は4層になっています。※断面図を参照

立面図 庇変更 北棟

■立面図

断面図 庇変更 北棟

■断面図

玄関から入ると居室1部屋、水廻りのある1層目、半階上がるとLDK。
もう半階上がると居室2部屋とフリールーム、また上がると和室と屋上。

厳しい条件を逆手に取り、高低差があるからこそ出来る変化にとんだ豊かな住空間となっています。

リビングから見える和室や屋上。
お子様の勉強や、書斎などを想定したフリールームとリビングとのつながり。

普通の分譲には無い、日々の生活の中に「日々是好日」を感じることができる、
『きっかけを生む空間』を散りばめることにより、創りこんでみました。

毎日が良い一日であること…。そんな日々を確かめることができる「家」になればと…。

次回は、パースを交えた空間の繋がりを主に書いていきたいと思います。

次は、設計部の増田が南棟について綴っていきます。

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