こんにちは。設計部の渡邉です。
北棟の内部も着々と完成してきました。
以前、パースで説明した北棟の内部空間等に触れてきたいと思います。
まずは、北棟の家の中心であるLD。
空間の広い狭いの感覚は、床面積に比例しない。と以前Blogでかきましたが…。
計画段階では、今までの経験値から空間を頭に描きながら建物を設計していきます。
とは言うものの…。
実際は完成するまで少しの不安はあります(笑)
今日改めて、気持ちの良い空間に仕上がったのではと実感できました。
この写真は、LDから少し上がったフリールームから。
LDの天井高さは、3215㎜~4449㎜の勾配天井。その大きな空間の中に、
2つの箱が(畳コーナー、キッチン)が組み込まれ立体的な構成。
光を取り込む開口部(別名:空庭)と畳コーナーの太鼓貼りの障子のある開口部。
別方向を見る。
階段下が玄関etc。階段の上がフリールームetc。さらにダイニングの上が畳コーナー。
2階建ての4層構造。
言葉で説明するのが難しい…。
ぜひ、実際、見ていただきたい。体感していただきたい。
次に北棟のこだわりも紹介していきます。
LDの照明計画は、勾配天井を活かし、壁面を這わせるよう間接照明としています。
外部からの自然光とともに、柔らかい光で全体を包み込むように…。
以前のBlogで紹介した飛騨古川の職人さんが作った組子は、
畳コーナーの障子に組み込みました。
繊細な手仕事が、光に照らされて綺麗な表情になっています。
右にあるのが、LDから見えた太鼓貼りの障子。開閉して下の階のリビング、フリールームetcの空間とをつなぐ。
この畳コーナー、広さは4.5帖と小さいですが、天井高さを2100㎜と抑え、
とても落ち着ける居心地のよい空間となっています。
春の心地よい光の中、読書をしたり寝転んで過ごすのも、
また、上質の時間となるでしょう。