こんにちは設計部の井上です。
プロ野球も開幕し、桜も満開を迎えている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
我々の地元、中日ドラゴンズは開花する気配が全くないのが気になりますが・・・
今日からの地元開幕戦に期待しましょう。
話しを本題に戻し、建築研修in金沢の第3弾をお届けします。
今回の目的地、金沢21世紀美術館について。
全面を円形のガラスで覆い、内部の展示スペースのボリュームを立ち上げたフォルムが
特徴的なデザインです。
設計者は妹島和世+西沢立衛/SANAAですが、設計者の紹介は次回以降の方にお譲りするとして、建物のコンセプトについて少々。
『まちに開かれた公園のような美術館』を目指し表も裏もないデザインという事で
円形のガラスが採用されたそうです。
そのため360度どこからでも建物にアクセス可能でかつ周辺のオープンスペースと
上手く融合されたデザインとなっていました。
また円形の中心部に有料の展示スペースを配置し、外周に沿った部分を無料展示スペースや
催し物を開催する場所とする事で誰でも気軽には入れる回廊式となっています。
この特徴的なフォルムを見ていて、何年か前に計画した住宅をふと思い出しました。
実現には至りませんでしたが、こういった計画を考えている時間はとても楽しいです。
今回の展覧会で見た『JAPAN ARCHITECTS 1945-2010』で日本の建築家の“魂”のこもったスケッチや
エスキスを目の当たりとして改めて“建築”の楽しさを実感しつつ、建築の計画、設計が出来る環境が
いかに幸せな事だという事を再認識しました。
・・・いつか実現したい・・・