皆様初めまして。2月から東海ビルドの一員になりました、設計部の佐野と申します。
気が付けばあっという間に2ヶ月が経ちましたが、その間、フラワー教室や社員研修といったイベントや、また、東海ビルドが全精力を込めた分譲プロジェクト【好日居 富士見台の家】の完成など、私はもちろん東海ビルドとしても中身の濃い2か月間だったと思います。本当に素敵な住宅が出来上がりましたので、興味を持って頂けた方は是非一度見学へお越し頂ければと思います。
それでは橋本→松岡→井上から金沢ブログリレーを引継ぎ初ブログです。
今回は金沢21世紀美術館の内部空間について少しご紹介します。井上のブログにも紹介ありましたように、この美術館は『まちに開かれた公園のような美術館』というコンセプトのもと建てられた建物で非常に広い美術館です。
これだけの大きな平屋の建物だと、内部の空間が暗くなってしまうことが多いのですが、この美術館はそうではありません。
その要素の一つが光庭。(画像の赤枠部)
4つの光庭を随所に配置することによって、内部へと自然光と外の景色を取り込んでいます。
これにより建物の中心部でも明るく開放的な空間となり、且つ外を感じることができます。
それから廊下の計画にも一工夫。(画像の青矢印部)
館内には建物の端から端(ガラスからガラス)までを結ぶ直線の廊下が多く存在します。
これにより外部へと視線が抜け、光庭同様に光も内部へ取り込んでいます。
『まちに開かれた公園のような美術館』というコンセプトを様々な要素を用いて表現しており、また、建物内部と外部の一体感、解放感の感じられる素敵な美術館ですので、春夏秋冬、季節によって様々な表情が生まれる施設だと思います。
今度は季節をかえてまた行きたいです。