『はい、始めます。』『この仕事に就きたいと思ったきっかけは?』『この仕事を目指している人にアドバイスを』息子(中1)の夏休みの宿題です。
今思うと、中学生の時、技術の授業で等角図を描き、楽しいと思ったのが、建築の世界に進んでいったきっかけでしょうか。建築というよりむしろ図面が好きでというのが始まりでした。父親が大工ということもあり、小さい時は住宅の現場に付いて行って遊んでいた記憶がうっすらとあります。自分が設計して父親が造るなんて、いいな。と考えていた時がありました。
その後自分は木造より鉄筋コンクリート造、鉄骨造より、鉄筋コンクリート造。とRC(=鉄筋コンクリート)造の建物に惹かれていきました。美術館、博物館といった類の建物が気になり、商業ビルを代表する鉄骨造、住宅を代表する木造にはあまり関心が無く学生時代を過ごしました。
東海・ビルドはRC造を得意としています。もう一度原点に立ち返り一から勉強して更なるステップを・・ということで、5月の開発会議で設計部長がコンクリートの性質について講義。
鉄筋コンクリートとは・・・。圧縮力に強いコンクリートと,引張り力に強い鉄筋の両者の特性を生かした構造材。コンクリートのアルカリ性のおかげで鉄筋は錆びにくく、コンクリートと鉄筋は付着力が強く、熱膨張率が近似しているなど、この組み合わせは本当に合理的。なんだ!このベストカップルは!!と学生時代に感激して講義を受けていたことを思い出しました。7月の開発会議では型枠実習、先月の会議では生コンのプラントに行ってコンクリートの調合現場見学と圧縮強度試験(学生時代のスケッチです)を体験してきました。
RC造好きの私も社会に出て神長官守矢史料館(設計:藤森照信さん)を見てなんとも言えない落ち着く感じを受けて、それからはRCだけではなく他の建物にも目がいくようになりました。
東海・ビルドはRC造も、鉄骨造も、在来木造も、2X4も、混構造だって、当然施工実績あります。最近は高層マンションも計画中(ウルボン筋という鉄筋も登場です)これからは鉄骨鉄筋コンクリート造、高層プレキャスト壁式構造(通常の壁式構造は5階まで。プレキャスト壁式構造も5階までなのですが、これは壁式なのに11階相当建築可能なのです!最近知ったのですが・・・)という工法までチャレンジする日が来ることを想い日々勉強、勉強。
栗きんとんが大好きな工事部 安江が書きました。