シン・チャオ!
設計部 橋本です。
ベトナム建築研修報告 第2弾はハノイ市内をご紹介。
ハノイ市内はノイバイ空港から車で約40分程。
私たちは郊外の「タイン・チュン・ヴィエット・パレス」からタクシーで市内へと向かいました。
実は私、10年程前に一度ベトナムを訪れております。
市内に近づくごとにある変化に気づきました。
そう。車が多いのです。
10年前は私用車はほとんどなく、バイクが幅を利かせていました。
今でもバイクは多いですが、以前と比較すればだいぶ車の割合が増えていました。
〈約10年前のハノイ市内の写真〉
また、ハノイ市内がかなり観光地化されていました。
湖の周りにはレストランが並び、市内には高層のホテルやビルも建っています。
〈約10年前〉
〈若かりし日の私・・・やせている。〉
それもそのはず。ベトナムは昇り竜のごとく成長している国なのです。
約10年前は一般的なお給料が約2万円。今は約4万円程度だそう。
2倍。すごいな。
国民平均年齢で見ると日本の平均年齢は40代後半ですが、
ベトナムの平均年齢は20代後半。
若者の人口比率が高い国です。
また、越僑と呼ばれる、海外に移住したベトナム人が外資を引き連れて
国内でビジネスを大きく展開している。
まだまだ成長するんだろうこの国は。
最近スタバも出来たそうですよ。
さて、建物の方へ眼を移しましょう。
ここは「マーマイの家」。
19世紀後半に建てられた伝統的な中国風の木造民家。
旧市街の古い町並みを保存する活動の一環として修復され一般公開されています。
1階は玄関=店舗→中庭→居間→寝室→中庭→台所→裏庭→風呂、トイレという感じの構成。
ハノイの旧家は幅数メートル奥行き数十メートルという非常に細長い造りが特徴。
日本でいう京都の鰻の寝床に似た造り。チューブハウスとも言います。
当時は通りに面した家屋の幅で納税額が決定されたので、こんなにも細長い家屋が乱立したそうだ。
〈ベトナムは螺鈿細工も有名です〉
ベトナムは温度も高いですが、湿度も半端なく高い。
通風と採光を取るために、各部屋に接するように吹き抜けの中庭が取られています。
徹底して夏仕様ですね。冬は確実に寒いでしょう。
夕飯は屋台村レストランへ行きました。
皮肉ではないですが、本場の屋台はちょと・・・でも雰囲気を味わいながら安心して食べたいという観光客は多いでしょう。
ひっきりなしに人が入って来ました。またベトナムでも富裕層らしき人達が多いように見えました。
実際、味も雰囲気もとても良かったです。
食事の後、別行動でベトナムの友人に会いに行きました。
〈日本でいう道頓堀の様な所。若者の溜り場。ここで待ち合わせ〉
約10年ぶりの再会。
左からレー君、トミー君、私。
大学時代の友人です。
Tシャツにワルって書いてますけど、彼らは至ってまともな人間です!!
〈10年前ハノイにて〉
会うなり2倍2倍(体重が・・・)って言われました。
元気そうで何よりでした。
初日ハノイは以上です。
次は世界遺産ホイアンへと続きます。
お楽しみに。