こんにちは設計部の佐野です
10月に入り今年も残すところあと3ヶ月。早いですね。
気温も下がり、特に朝晩は肌寒くなってきましたので、
みなさん体調には十分お気をつけください。
ところでみなさん、最近名古屋駅周辺に足を運ばれた方はいらっしゃいますか?
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、リニア開通にむけ、名古屋駅周辺では超高層建築物の建設が大手ゼネコンを中心に行われており、非常に活気付いております。
どの建物も高さ100mを超えるいわゆる超高層建物で、中には200mを超えるものもあり、非常に注目しているプロジェクトです。
(写真はその中の一部です)
JRゲートタワー
画像の一番右の建物。
・地上46階、地下6階 ・高さは約210m
JPタワー 名古屋
・地上40階、地下3階 ・高さは約195m
大名古屋ビルヂング
・地上34階、地下4階 ・高さは約175m
先日仕事で近くを通りましたが、建物の姿も徐々に見えてきて、 着々と工事が行われており、完成が非常に楽しみです。
それにしても、地震の無い国ならともかく、世界屈指の地震国である日本で、当たり前のように超高層建築物を建設できるということに、改めて、日本の技術力の高さを感じます。
最後に、少し専門的な話になりますが このような超高層建築物を陰で支えている装置として
免震装置、制震装置と呼ばれる、地震時の揺れを制御して建物を守る装置があります。
皆さんも、ニュースやCMなどで耳にしたことはあるのではないでしょうか?
簡単に言いますと、ダンパーや積層ゴム、といった地震力を吸収する装置を、
建物の基礎もしくはフレームに設け、建物にかかる地震力を軽減させる装置です。
このような装置です。
これらを使用して、地震による横揺れを制御することで、日本の超高層建物の安全が守られています。
そんな中、横揺れだけの制御では満足せず、より地震から建物を守るため、5年ほど前には、直下型の地震時に発生する縦揺れ を制御する免震装置が開発されました。
通称【 三次元免震装置】とよばれています。
見るからに複雑ですね。このような装置を開発される方を改めて尊敬します。
三次元免震装置はインターネット等で動画などもありますので、気になる方は是非ご覧ください。