『安江さん好きそう~!』という言葉に押され・・・買ってしまった・・・。
これは寺田模型という会社の紙のプラモデル。(紙なのでプラではありませんね)
建築模型用添景セットです。
購入したのは1/100スケール公園編1。 他にも工事現場編、小学校編、田植え編、もみじ狩り編、忠臣蔵編、等々たくさんの日常生活(?)の一部を切り取った、とてもワクワクするラインナップがずらりと並びます。あれ?たしか昨年の春、会社で長崎に行った時(長崎県美術館内ミュージアムショップ)買ったもの。未だにパーツが切り離されていない・・・。言い訳ではないのですが、この切り離されていない状態もすごく好きなんです。
ホームページを見ると、作らずに眺めて楽しい出来事を想像するだけでも良いと思っている。と・・・正しい楽しみ方をしている!作り手にとって最高のお客様かも。
「レプリカ」は本物を越えられない。「模型」は物に縮尺を与え、ディフォルメ(見立て)し、そこに本物と違った価値観を作ることが出来る。本物よりステキな物になる可能性があると書かれていました。なぜディフォルメするのかは、人間の眼の間隔にあります。原寸を見ているときも、1/100の模型を見ているときも同じ眼の距離。1/100の寄り眼にならないので、立体感が変わって見えるって・・・。なるほど・・・。
設計図もCAD(コンピュータによる設計支援ツール)化されるまで平面図は、実際に描いてある寸法と違い、部分的にディフォルメされて描かれており(計算はもちろんされています。今もそう描いている方、すみません。)、縮尺に見合った表現をしていました。設計事務所にいた時、そんな意味もあって、もっとも難しい図面は平面図と言われたことを今でも覚えています。
この寺田模型。実は、設計事務所なんです。寺田さんが建築学科に入って最初に言われたのが、「建築は人を幸せにしなければならない、君たちはそういった建築を設計しなければならない」かなりのプレッシャーだったと。衣食住の『住』は人によっては無くても生きていけるのではと言われる方もみえるかもしれません。(たしかに昔は野外生活だった)でも『住』は心を育てる大事な要素だと思います。
photo : Kenji MASUNAGA(寺田模型)
最後に面白い動画があります。一度ご覧ください。CG(コンピューターグラフィック)ではありません。ひとつひとつ、気の遠くなる地道な作業の賜物です。尊敬です。
寺田模型 渋谷交差点 と検索してみてください。
圧巻の渋谷交差点・・・どうぞ。
そろそろ作って、次は工事現場編を買おうと思っている安江が書きました。