この写真の建築様式とか、工法とかではありません。設計部長、森の怒涛の建築ラッシュブログ(アメリカ編)の流れに合流するのはかなり困難ですが、改めて、ここまで建築が好きなのだと・・・凄いです。
「森部長、アメリカの写真一枚使わせてください。今回の私のブログの内容に合う写真がないので、出来ればアメリカの流れを・・」という写真です。内容とは異なりますが、ご了承ください。
アメリカと言えば、今はこの話題ですよね。第45代大統領にドナルド・ジョン・トランプ氏が就任されました。反対の声も多く、不安な船出となりました。そこで(?)本日は、『多数決』について少し。
シュワルツ方式、ボルダ方式、コープランド方式、ドッジソン方式、ナンソン方式、ブラック方式、ヘア方式、クームズ方式等々。これ全部多数決の方式だそうです。
ブラック方式で多数決・・・。決してクリーンな感じがしませんが・・・。
他の方式を理解しないまま、これ良いのでは!と思った『ボルダ方式』を紹介します。Aさん・Bさん・Cさん・Dさんの4人から一人を選出します。有権者は9人。投票が行われました。結果はAさん:4票 Bさん:0票 Cさん:3票 Dさん:2票。多数決ではAさんの当選です。しかし、反対票を投票したところ、Aさん:5票だったら・・・。でも多数決です。Aさん当選・・・(うぅ~ん)。ここでボルダ方式を採用します。投票に順位(点数)を付けます。
1位【4点】2位【3点】3位【2点】4位【1点】
Aさん:1位票×4票。2位票×0票。3位票×0票。4位票×5票。結果・・【21点】
Bさん:1位票×0票。2位票×9票。3位票×0票。4位票×0票。結果・・【27点】
Cさん:1位票×3票。2位票×0票。3位票×5票。4位票×1票。結果・・【23点】
Dさん:1位票×2票。2位票×0票。3位票×4票。4位票×3票。結果・・【19点】
なんと!!通常の多数決では一票も獲得できなかったBさんの逆転当選です!(少しアレンジしていますが、昨年12月の朝日新聞に掲載されていた内容です。)息子(14歳)も、『これ良いね!』と、思った以上の反応でした。点数の付け方が、難しそうですが、みんなの意見をなるべく反映するならば、このボルダ方式。とても良いルールだと思いました。以下(も)記事です。
民主主義は、すべての人が平等であることを基礎とするが、物事を決める時にすべての人の意見が一致するとは限らない。だから多数決を使って、多数派の意見を全員の意志と「みなす」。ところが昨今どうもこの「みなす」が忘れられ、単純な「数の多さ」が絶対視されがちだ。改めて考えたい。・・・・。
大統領選挙に直結はしませんが、多数決について息子と話し合えたことを喜ぶ工事部安江が書きました。