ライトスタジオ、受付のお姉さんに
「お昼食べたいんだけど近所にいいレストランありませんか?」
と聞くと教えてくれたレストランへ。
この天井・・・
ご存知の方もお見えかと思いますが
当社 展示場憧憬舎離宮のティールームの天井と同じ素材。
そう、アルミの押し出し板でこれに塗装して仕上げるもの。
憧憬舎離宮を造っている時に
「アメリカではポピュラーな材料です。」
と
買う時に言われたのを思い出した。
食事は
相変わらず盛りだくさん。
腹が膨れたとこで
作戦会議。
長男「シカゴの街を放浪したい。」
妻「オークパークの街を放浪したい。」
私「もう一回ライト作品の数々を見に、この街を放浪したい。」
恒例です、一旦解散また集合となる。
妻とはオークパーク駅で長男とはシカゴミュージアムで
時間を決めて
散る。
こんな感じで”地球の歩き方シカゴ”にはライト建築案内地図が載ってる。
地図、一番下にメトラとグリーンライン2本の路線があり、
グリーンラインのオークパーク駅で妻とは待ち合わせ。
さて、行くぞ。
建物の概要は以前説明しましたので
姿のみ
行きます。
とりあえず、一番気になってたこれ。
とにかく、きれい。全体のバランスや水平ラインを強調するレンガの積み方を
穴があくほど見つめる。
屋根に草が生えてるなんて、実物見るまで思いもよらなかった。
そうとう上ずったスケッチしてます。
そして、来る時に見た家だけでなく、違う小道を行き
トーマス・H・ゲイル夫人邸。
樹と樹の間にはまり込むように
こじんまりとして、個人的には大好きです。
何度見てもいいものはいい。
こんな家があったり、結構楽しんでしまう。
これもライト作品。
時間を忘れてた。
急いで駅に向かう。
でもこんなガレージハウスが出てきたり
シェル構造のキャノピーが出てきたりで
まっすぐ駅に向かえない。
ユニティテンプルにたどり着いて
信号待ってると
品のいいおばあさんに話しかけられ
「日本からライト建築を見に来た。
この街はすごい。
私にとっては夢のような街だ。」
とまくし立てると
「うちにライトさんと撮った写真がある。
見にくる?お茶ぐらいご馳走するわよ。」
当然妻を放り出して行くべきでしょう!
と思いつつ
「すみません。実は・・・」
事情を話すと
「奥さんが大事よ。」
信号3回待ってお話ししたのに
ここでお別れ。
で
駅に時間通りに着くと
妻が
いない・・・
だいぶ後で
「メトラのオークパーク駅に行っちゃった。」
と現れた。
「なんだ、こっちはこんなことがあって
せっかくの機会を無駄にして来たのに
いい加減にしろ!」
と
言えたらいいな。