1週間ぶりの登場です。
シカゴ、最終日も有名建築目白押し。
メインイベント2の始まりです。
今回はミース・ファンデルローエ特集。
メトロを降りるとそこは
こんな建物が見える
が
これは眼中にない。
画面左の木々の奥に透けて見える建築が目指す先。
近づくと
もう
ミース・・・
イリノイ工科大学 クラウンホール 1945年
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ
(Ludwig Mies van der Rohe)
20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家。
ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に、
近代建築の三大巨匠、
あるいは、ヴァルター・グロピウスを加えて、
四大巨匠とみなされる。
「Less is more.」(より少ないことは、より豊かなこと)
「God is in the detail」(神は細部に宿る)
といった言葉を残す。
柱と梁によるラーメン構造の均質な構造体が、
その内部にあらゆる機能を許容するという意味の
ユニヴァーサル・スペースという概念を提示した。
普通は建物の中に納める体の「大梁」を外側に出して内部空間天井をフラットにする。
レス・イズ・モアという、
その後の多くの建築家を縛った言葉そのままに、
内部には何もない。
この構造美。
「Less is more.Less is more.Less is more.」
とブツブツつぶやきながら
建物の周りを回る私とは距離を取ろうとする家族・・・
他人のフリか
「God is in the detail.God is in the detail.God is in the detail.」
とつぶやきながら
デティールを舐め回すように見る私の周りから
家族はとっくにいなくなってる・・・
フツーのビルに見えるでしょうが
72年前(終戦の年)に完成したクラウンホール。
今、フツーに見えると言うことが
どんなことなのか。
逆に、今我々が建築しているものが72年後に
古臭くなく、フツーに見えているのか。
頭の中は疑問符だらけ。
一周回ると隣に気になる建築が
これもミース。
クラウンホールは浮かせているが
これは基壇に乗せている。
もう、満腹です。
これ以上入りません。