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2017-02-14

旅日記アメリカ編〜怒涛の建築ラッシュ シカゴ編〜30

1週間ぶりの登場です。
シカゴ、最終日も有名建築目白押し。
メインイベント2の始まりです。
今回はミース・ファンデルローエ特集。

メトロを降りるとそこは
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こんな建物が見える

これは眼中にない。
画面左の木々の奥に透けて見える建築が目指す先。
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近づくと
もう
ミース・・・
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イリノイ工科大学 クラウンホール  1945年

ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ
(Ludwig Mies van der Rohe)
20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家。
ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に、
近代建築の三大巨匠、
あるいは、ヴァルター・グロピウスを加えて、
四大巨匠とみなされる。
「Less is more.」(より少ないことは、より豊かなこと)
「God is in the detail」(神は細部に宿る)
といった言葉を残す。
柱と梁によるラーメン構造の均質な構造体が、
その内部にあらゆる機能を許容するという意味の
ユニヴァーサル・スペースという概念を提示した。
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普通は建物の中に納める体の「大梁」を外側に出して内部空間天井をフラットにする。
レス・イズ・モアという、
その後の多くの建築家を縛った言葉そのままに、
内部には何もない。
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この構造美。
「Less is more.Less is more.Less is more.」
とブツブツつぶやきながら
建物の周りを回る私とは距離を取ろうとする家族・・・
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他人のフリか
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「God is in the detail.God is in the detail.God is in the detail.」
とつぶやきながら
デティールを舐め回すように見る私の周りから
家族はとっくにいなくなってる・・・
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フツーのビルに見えるでしょうが
72年前(終戦の年)に完成したクラウンホール。
今、フツーに見えると言うことが
どんなことなのか。
逆に、今我々が建築しているものが72年後に
古臭くなく、フツーに見えているのか。
頭の中は疑問符だらけ。
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一周回ると隣に気になる建築が
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これもミース。
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クラウンホールは浮かせているが
これは基壇に乗せている。
もう、満腹です。
これ以上入りません。
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