こんにちは。春も近づき暖かくなってきました。
少し花粉の飛散を体感し始めた今日この頃。
花粉症の方にはツラい季節ですね…鼻がムズムズする。
さて、ビー・サポート様社屋の工事は順調に進んでおり、今月末には上棟致します。
上棟日を待ち遠しく思いつつ、今回は地業工事のお話しです。
この現場は柱状改良という工法を採用しています。
簡単に言うと、安定した地盤までコンクリートの柱を作って建物を支えようという工法です。
まずボーリング調査を行った際に採取した土と、今回掘った土が同じか確かめます。
職人さんと1mずつ確かめて行きます。
水分の多い土地で、泥が混じって色が変わっている部分もありますが、実際に手で伸ばして確かめて行きます。
次に機械をセットして支持層を確認します。
重機をセットしている横では材料の搬入が進んでいます。
数字が書いてある袋で1tのセメント系の固化材が入っています。
1本の柱の直径が1m、深さが6mあるので一本で1.4tものセメントを使います。全体だと約66t・・・すごい量。
実際に掘って行きます。
先っちょの丸い穴からセメントと水をまぜた物が出てきます。
土と混ぜながら堀進んで行きます。
グルグルと掘っていき支持層に当たるまで堀り進めます。
しばらく眺めていると、突然地面が揺れ始めました。
ゴゴゴーガンガンガンガン
揺れと共にすごい音が出ます。
何ていうか、大地の固さを直に感じられます。
目測と重機のモニターの両方で支持層の深さを確認します。
「ウム。」設計図通りの支持層です。
今回は試験堀で、この時取れたデータを元に他の柱状改良を進めて行きます。
ジーと張り付いて見ていましたが、モノ創りの現場は迫力があるし、独特の緊張感があります。
職人さんも質問するといろいろ教えてくれます。
初めは若干面倒くさそうでしたが、いったん話し始めるとけっこう丁寧に教えてくれます。
これからも現場では、職人さんの仕事を邪魔をしない範囲でいろいろ聞いて回ろうと思います。
以上 設計部 橋本でした。