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2017-03-03

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植田の家 vol,1

もうすぐ3月5日は啓蟄(けいちつ)。「冬籠りの虫が這い出る 」(広辞苑)という春を告げる暦です。
また若芽が芽吹く頃との記述もありました。
そういえば、つい先日稲沢市に植栽を選定に行った時も、足元を見れば筑紫が顔を出していました。
ふと子供の頃、父親に連れられて山菜採りに出かけた事を思い出しました。

さて本題。天白区にて、かれこれ14年程のお付き合いをさせて頂いているA様より住宅新築のお話を頂きました。奥様より「外の息子」と言っていただけるほど、何でも話せる間柄です。ご主人と小学生だった娘さんと海釣りに行ったのも今は昔。早いもので娘さんも立派になられて現在20歳だそうです。歳を取る筈です。(苦笑)

先週の日曜日の事、築90年を超えるお宅を建て替えする為の、解体御祓いを執り行いました。
すでに他界されているおじいさんが誕生された時に建てられたとの事ですので、大正時代の建物になります。
御家族の沢山の思い出が詰まった家を取り壊すのは忍びない気もしますが、負けないくらいの想いの詰まった家にしたいと思います。
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石垣が積み上げられた日本家屋におじいさんが植えられた樹木が所狭しと立ち並んでいます。
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屋根裏はこんな感じ。
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御家族をはじめ、御親戚の方にもお集まり頂き、長いこと働いてくれたお家の御祓いをします。
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古井戸もお清めします。
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最後におじいさんの写真と共に記念撮影。
無事竣工出来る様に、おじいさんにも見守っていただいて解体工事からスタートします。
完成まで慣れない暮らしが続きますが、ご期待以上のものをお届けしますので、しばらくお待ちください。7月末竣工予定です。
外の息子ならぬ外回りの息子、村松がお送りしました。

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