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2017-06-08

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模型?

昨日、東海地方も梅雨入りしました。
工事がなかなか進まない・・・建築会社にとって、雨はあまり歓迎できない気象事情です。しかし、人も含め、生き物が生きていくためには雨は恵み。毎日、毎日てるてる坊主というわけにはいきません。

この梅雨の期間に降る雨を五月雨(さつきあめ・さみだれ)と言います。ちなみに本日6月8日は、少し前まで(旧暦)、5月14日。確かに五月雨です。明治5年の12月2日の次の日が、明治6年1月1日になり、新暦となりました。今の時代であれば、コンピューターの混乱は避けられなかったのでは・・・なんて昔の話です。

五月雨の他にも雨にまつわる言葉はたくさんあります。
梅雨、暴れ梅雨、送り梅雨、帰り梅雨、走り梅雨、迎え梅雨、戻り梅雨、等々。
日本人が雨と密接に関わってきたことがよくわかります。
梅雨がらみだけでもこんなに表現の仕方があるのですね。
・・・ん!ドラえもんの秘密道具と同じ匂いが。
帰り梅雨と戻り梅雨は同じ?・・・ですよね。

他にも
甘雨(かんう:草木を潤す雨)
喜雨(きう:日照りが続いているときに降る雨)
慈雨(じう:恵みの雨)
瑞雨(ずいう:穀物を育む雨)等々。きりがありません。
調べていくと、大変興味深い雨にも遭遇できました。
催花雨(さいかう:早く咲いてくれ、と花にうながしているかのような雨・・・)。雨の想いまで入ってきて、見極めが大変困難ですが、素敵な言葉に出会えました。

ある番組でこんなことを言っていたことを記憶しています。
DSCF0034
人が花を好きなのは遺伝子に組み込まれている。
花が多様化したことにより、
その花に集まってくる昆虫が多様化し、
その多様化した昆虫を食べる動物が多様化した。
その動物の多様化の先に人類がいる。
花が無かったら、人類が存在していないというもの。
真実かどうかはわかりませんが、こんな考えも面白いですよね。

前置きが長くなりました。いよいよ本題です。こんな梅雨時期、家の中で何をしようかとお困りの方、お奨めの一冊があります。
本と言えないのかな、写真集なのですが、本城直季さん(プロカメラマン)のミニチュアの世界。h-1
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h-4
良く出来た模型・・・。

ではないのです。
実写なのです。驚きです。
写真集が何冊か出ております。
私の持っているのは競馬場が表紙の写真集(スモールプラネット)です。その中から何枚か写真を掲載したかったのですが、今回は、本城直季さんのホームページに掲載されている写真にしました。
実写の建物が、まるで、模型です。ジオラマになっています。

現在NHKの朝の連続テレビ小説『ひよっこ』のオープニング。
類似のミニチュアの世界なのですが、
こちらは少し趣向が違います。日用品を背景に人物等は模型です。
畳の縁(ヘリ)を自転車が通っていく画面は良いですね~。
こちらも面白い世界を作っています。

梅雨時期に一冊いかがでしょうか? 工事部、安江が書きました。

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