桜の咲き乱れる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
花粉症の方には憂鬱な日々が続いているようですが、今のところ花粉症には全く縁がない設計部の井上です。
(余談ですがこの「旭前の家」の営業担当、草川は花粉症です・・これまた余談ですがかなり辛そうです・・)
さて本題ですが旭前の家プロジェクトもいよいよ完成を迎えます。
今回は外構のお話を一つご紹介。
それはある日のこと・・・
そろそろ外構の工事へと差し掛かる頃で、まだ冬の寒さが残る夕暮れ時の事でした。
「井上くん!!この外構の壁はどうなのかな?」
・・社屋の2階に構えるわが設計部内に静かに響き渡るこの渋い声の主。
「駐車場から車を出すときに危ないんじゃない?」
・・現場監督の柘植でした。
・・・おっしゃる通り。早速お施主様にご説明し、代替え案を持参する旨をお伝えし、柘植、草川と3者でTEAM-COA会議を開催。
様々なパターンを検討した結果、4パターンまで絞り込みました。
まずAパターン。
単純に壁の長さを短くし、道路境界線まで出る前に見通しを良くする案。
「それだけか!?」
「・・・・・」
・・・柘植の渋い声が響き渡る・・・
Bパターン。
車からの視界を確保するため、円形の開口部を空ける案。
「まるいね!」
「これ面白いですね!!」
ここで口を開いた草川。この案が気に入ったのか?
引き続きCパターン。
壁の中を丸く空けるパターンでは無く、円形に角をとったパターン。
この案はお施主様のご要望も加味されている事を伝えた所、
「いいんじゃない!・・ただ型枠を組むのが難しそうだね!」
「これも良いですね~!」
基本的には設計を褒めて伸ばしてくれるタイプの草川。
最後にDパターン。
道路側に向かって緩やかな曲線を描くパターン。円形に開けた穴がポイント。
「・・・型枠が・・あと壁の天端の押えも・・」
「これも面白そうですね~」
後日、この中から一つ選ばれ、無事施工致しました。
答えは次回の「旭前の家」ファイナルブログで。
(ヒントは・・ぞうさん)