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2018-08-05

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東京 建築散歩 3

見ようと思っていてなかなか見れなかった
高松伸 設計のオフィスビル。
ビルと言って良いのかどうか

アーステクチャー サブ・ワン
用途 : テナントビル
設計 : 高松伸建築設計事務所
施工 : 鴻池組
所在地 : 東京都渋谷区上原2丁目30番4号
建築面積 : 60平方メートル
延床面積 : 455平方メートル
敷地面積 : 172平方メートル
構造 : RC造
階数 : 地上1階, 地下4階
竣工 : 1991年2月

そう。
地上1階, 地下4階・・・
地上部分が
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この様相。
もう、建築の範疇ではなくなってる。

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御影石の曲面が立ち上がる。

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この手すりの向こうから降りていくのですが
休日で鍵がかかっていて入れない。
(当然か・・・)
地下4階分がオフィス。
こういった発想をする建築家はいても
これを受け入れる施主は
なかなかいない。

しばし見とれて、歩き出す。
この辺りは駅の南側。

もう、地図を見る気にもなれないほどの猛暑。
でも、
森も歩けば建築に当たる。

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教会ですが、

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綺麗に打ち上げたコンクリート打ち放しと
コンクリート小叩きの壁が
上品に収納まってる。

そしてヴィラ クウクウに続いて、
この日、2度目の遭遇。
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最近のこのブログで北海道の紹介がありましたが
「石彩の教会」の設計者 伊丹潤が設計事務所を構えていた建築。

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この建築の良さは私の写真では到底伝わらない。
ルーバーが並んでいるだけなのに
何か、惹きつけられる。

ため息をつきながら代々木上原駅に向かうと
2度あることは3度ある。
3度目の予期せぬ遭遇。

篠原一男設計の「上原通りの住宅」
1976年竣工なのでこれを見た2016年で40年前。
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この建物は三つの構造システムが絡み合ってできている。
①キャンティレバーのヴォリュームを支えるための直交する方杖を
 持った2層分のRCのラーメン構造システム。
②2階の木造スラブ。
③屋上の折版ヴォールトのS造。
これらが三つがぶつかり合いながら一つの住宅が現れ、
それを篠原一男は「野生」という言葉で表している。
1976年の当時、その野生という言葉は
レクロード・レヴィ=ストロースの
「野生の思考」から引き出されたものであった。
代々木3

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なんにせよ、私が建築学科の学生であった頃にはすでに建築されていた。
日本の建築界で知らぬものはない有名住宅。
こんなとこにあった・・・
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コンクリートの劣化は否めないが
その存在感は
他に類を見ない。

調べてみると
内部はこんな状況みたいです。
代々木1

代々木2

こうして、この日の数時間は過ぎたのでした。

次回はこういったものを見て
実際の設計にどう影響しているのか
といった例を紹介します。

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