1920年から30年代にかけて
イタリアでジュゼッペ・テラーニという建築家が活躍していました。
この人、
1943年に32才で夭折。22の実作を残しました。
1920年代にドイツなどで興った建築のモダニズム、インターナショナル・スタイルにいち早く反応しイタリアにおいて普及させようとした。
しかし同時に、新しいファシズム体制のための建築を多数設計している。
ムッソリーニ政権の基で「カサ・デル・ファッショ」や「ヴィッラ・ビアンカ」等の優れた建築を実現させている。
ムッソリーニ政権崩壊直前に自殺した。
こんな人
代表作で知られているのが
カサ・デル・ファッショ Casa del Fascio 1932
およそ80年前の建築に見えますか?
筑波大学鵜沢研究室がCGでテラーニの未完の計画を見せてくれた。
ブレラ・アカデミー新校舎計画案(ミラノ) / Accademia di Brera, Milano, 1935, 38, 40
今、計画中の大学と聞いてもなんの不思議もないデザイン。75年前の計画です。
E42の会議場計画案(ローマ) / Palazzo dei ricevimenti e dei congressi all’E42, Roma, 1937-38
さらに
ダンテウム計画案「天国の間」 / Il Danteum, Paradiso, Roma, 1938-40
ダンテウム計画案「天国の間」 / Il Danteum, Paradiso, Roma, 1938-40
イタリア コモにはまだ 幼稚園や集合住宅など
テラーニの作品が残されています。
いつか 見に行ってやる!!