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2018-11-28

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北京研修 vol.1

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こんにちは設計部の橋本です。

日頃から代表の大上より
建築は本で読むものじゃない。
実際に見て空間・質感を感じ、また土地の匂いや風を感じなさい。と言われております。

…ということで実際に建築を見るべく、研修で北京に行かさせて頂きました。

今やアメリカと肩を並べる超大国「中国」
世界の覇権をかけて争っている最中、このタイミングで視察に行けることはとても貴重な事だと思っています。

世界情勢が大きく変化する中、「今」の中国をお伝え出来ればと思います。

11/2の一日で見た建物を完成順に並べます。

2008
1.北京首都国際空港 空港第三ターミナル
ノーマン フォスター

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2008
2.中央美術学院美術館
磯崎新
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2008
3.三里屯VILLAGE
ユニクロの建物:隈研吾

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2011
4.望京SOHO
ザハ ハディド

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2011
5.篱苑书屋(Liyuan Library)
リ シャオドン

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2014
6.APECに向けて作られた建物群
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2014
7.Sunrise Kempinski Hotel
上海の建築事務所
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2016
8.三里屯 Tongying Center InterContinental Hotel
GD-Lighting Design(中国の照明デザイン会社)

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1949:中華人民共和国建国 - 毛沢東 <社会主義体制>
1966:文化大革命 - 伝統文化思想を徹底的に破壊
1978:改革開放 - 鄧小平 <経済は資本主義体制>
1990~2000年代:経済も自由になり、海外の文化も入ってくるようになる
2008:北京オリンピック
2017:新時代 - 習近平 中国経済がこれまでの高成長から、質の高い発展へと転換すると宣言

つらつらと写真と年表を書きましたが、これが無いと中国の建築を説明するのはなかなか難しいのです。
1990~2000年代に経済成長や都市化が進み、2008年には北京オリンピックが開催されました。

国家的行事をひかえ、それに合わせて空港や街づくりが行われました。
日本人を含むスター建築家を招聘し、特異な形態が目を引く「アイコン建築」と呼ばれる巨大プロジェクトが目白押しとなります。当時は「外国人建築家の実験場」などと表現される事もありました。
<写真1.~4.>

なぜ外国人建築家を招聘したか?と言うと中国の政策もあるだろうが、海外勢に対抗出来る中国人建築家がいなかったという状況がある。

建国、文革の中で90%の伝統・文化が失われ
中国の建築文化は1978年からリスタートした。まだまだ歴史が浅い。

2010年以降は外国人建築家の建築が建てられ続ける一方、中国人建築家の活動も活発になっていく。
5.リ・シャオドンの建築の様に地域制や伝統に関心を向け、近代建築と融合させた建築を作り始めている。

海外建築家のジェネリックな建築(政治性、地域性が無い)に対しナショナルな建築が誕生する。

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古来中国では建築は水墨画に見られる様に風景の一部として作るという思想がある。Liyuan Libraryはまさにそんな印象を受けた。

7.Sunrise Kempinski Hotelは中国文化で富の象徴を帆立貝をイメージしているらしい。

良いか悪いかはおいといて、中国独自に進化し文化的なアイデンティティのある建築が建てられている。

初めて4.ザハ・ハディドの建築を見たときには圧倒され、これこそ未来の形じゃないかとも思ったが、3.三里屯VILLAGEに行き、東京となんら変わらない景色を見て、アイデンティティ不在の建築の空虚感が何とも言えなかった。同時に日本にも同じ事が言えるな…とも思った。

今回北京に行き、いろんな年代の建築を見ることで
「中国経済がこれまでの高成長から、質の高い発展へと転換する」と宣言した習近平の言葉の潮流を感じ、今後建築などの文化面だけでなく、化学や医学などいろんな面で中国が台頭するんだろうなと実感した。

一言でまとめると「中国ヤベーな!ポテンシャルまだまだあるやん。」というのが感想です。

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念願の北京ダックも食べれたし、道を歩いているとマツダの車が。
なんと中国ではCX-4なる日本未発売の車がありました。
これがスタイリッシュでかっこいいんですよ!

日本でも発売されないかな~

以上橋本でした。

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