基本設計のお話。
といいますが、何を元に発想するか・・・
その都度違うのですが この建物は自分の中で
「あれが出たな・・・」
と意識できる原型があります。
4年ほど前に東海・ビルド研修旅行で沖縄へ行かせてもらいました。
私にとっては人生初の沖縄体験。
その後、社命で沖縄の風土と建築の関わり調査や材料調査、仕入れに5回も行かせてもらえるとは・・・
その時にはそんなことになるとは考えもしなかったので「次はいつ来れるかわからん!」
と
あの建築この建築とひたすら観たい建築を駆けずり回って終わった数日。
ここで出会ったのが 「熱帯ドリームセンター」
有名な「ちゅら海水族館」と同じ敷地にある、でも駐車場からは遠くてあまりみんないかない場所。
研修旅行の時もみんなが「ちゅら海水族館」に向かう中、私一人でここに行った。
配置図がこんな風。
赤いところが建築物というか、塀というか・・・
ここで体験した空間がK邸の元になっている。
上の写真が室内の原型。
下の写真が外観の特徴を決めた原型。
円弧壁がずれて出来た隙間から風や光を入れようと・・・
周囲の建物の窓と視線が合わないように開けられる窓をこれによって実現できる。
そして出来た基本計画がこうなった。
その後、紆余曲折を経て
実施設計がなされます。
が・・・
手の内を完全に晒してしまって
いいのか?
続きは次回。