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2012-01-22

ハイタウン北方 エリザベス・ディラー棟(S-3)

こんばんは。リレーブログ第三走者の設計部井上です。

今回は三棟目のエリザベス・ディラー棟(S-3)を紹介したいと思います。

とその前に・・昨日会社で「開発会議」という月1回ある会議を開催しました。

この会議の議題は毎回様々ですが、昨日は設計部の「ハイタウン北方」見学報告を

行いました。

我々東海・ビルドはなんといっても賃貸マンションが主力選手です。

そのために今後ビルドのマンションに取り入れたい点、真似してはいけない事など

設計部以外の工事部・営業部含めた「TEAM-COA」での熱い討論を繰り広げました。

 

 では本題に入ります。S-3棟の配置です。

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ノコギリの様な形が特徴です。

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間取りです。大きく3つのゾーン(水廻り、パブリック、プライベート)に分け、

可動間仕切りにより可変性を高めています。S-1棟と近い考えのため入居者の評判も

良いそうです。

IMG_6355

南面の外観です。リズミカルでとてもきれいなファサードです。

ベランダの前にパンチングメタルのスクリーンを配置。

これにより洗濯を隠しつつ光と風はしっかり確保出来、また住戸間をずらす事によりプライバシーも守られています。

IMG_6357

反対側から見ると・・・

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ここで少しおさらい。

この「ハイタウン北方」はマスタープランナーの磯崎新より設計者に「ジェンダー」というテーマが出たそうです。それをこのリレーブログには

【設計者がジェンダーをどう解釈して設計したかを書く】

という業務命令もとい業務連絡が出ています。

そもそも「ジェンダー」って何?という人(私も含めて)に一言。

ジェンダーとは「社会的性別」と訳されるそうです。例えば「男は青色、女は赤色」とか「女は掃除や洗濯が得意で、男は力仕事が出来なくてはいけない」などという事だそうです。

・・・余計分かりにくくなったかもしれませんが、簡単に言うと

「男は外から内へ」「女は内から外へ」

という事だと思います。(間違っていたら部長すいません!)

そのため設計者エリザベス・ディラーはまず「住戸」という単体を一つ作り、

それを女性ならではの「プライバシー確保」という目線でタテヨコにずらしていった結果、

独特の美しいファサードが形成されていったと思います。

これがS-3棟のジェンダーでは。(何度も言いますが違っていたら部長すいません!!)

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住戸の入口もずれているため、プライバシーが確保されています。

北面も南面同様、パンチングメタルスクリーンを配置。

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最後に共用部の照明です。ちょっとした工夫で裸電球に洋服を着せていました。

IMG_6367これもジェンダー!?

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