■猫が洞の家 ~店舗併用住宅~
敷地は、広小路通り沿いの本山駅へ近く、猫洞通から少し中に入った利便性が良い場所。
近隣状況としては、南東隣の隣地と建物が密接しており、道向かいには3階建ての住宅が建っており、奥に長い敷地です。
施工条件も厳しい場所でした。
以前より、営まわれている日用雑貨店を建て替えし、1階を店舗とし、2・3階を2世帯の住居空間での構成となります。
■PLAN A
アールの屋根にアールのバルコニー、木ルーバーと、かまぼこ型?のインパクトの強い外観の建物が出来上がりました。
でも、ただインパクトを狙ったわけではありません。
・密接した隣地条件で、採光をどのようにとるか・・・
アールの屋根は、敷地奥の空間にも、光が届くように弊害をなくすため。
道路からの、圧迫感をなくす効果があります。
・バルコニー木ルーバーは、向かいの建物からの視線をカットしつ つ、光を取り入れられるようにカット。
内部からは、リビングから繋がるウッドデッキとなります。
・屋根に設けたトップライト
・3階は、アール天井の屋根裏のような空間
と、様々な要素からこの形が生まれたのです。
好き嫌いがはっきり分かれるプランでもあり、また、設計意図がご理解していただけるかと、ドキドキしながらのご提出でした。
数日後、うれしいお知らせが。
この外観がとっても気に入ったとお返事をいただけ、計画がスタートしました。