はじめまして。
8月に入社いたしました倉地と申します。
入社前に東海ビルドの設計施工物件を拝見させて頂き、デザインや施主様への心遣い等の建物への情熱に心を惹かれて入社致しました。
早速ですが、現在 鉄骨造3階建事務所ビルの新築現場を担当させて頂いております。
今回は外壁ALC工事の施工状況をご紹介いたします。
ALCは軽量気泡コンクリートのことで、主に建物外壁材に使用される建材です。
コンクリートでできていますが、通常のコンクリートと違い気泡がはいっているため軽くなっており建物の重量が抑えられます。気泡がはいっていますが、補強材が入っているので強度も確保しています。
また、ALCはセメント系のため火災にも強く、耐火建築物にも使用される建材で、ほかにも断熱性能が非常に高く、直接炎にさらされても反対側は触っても熱くならないほどです。
こちらが今回使用するALC材です。
建物への固定方法は使用する厚みによって違い、今回は100mm厚ですのでロッキング工法にて施工していきます。
ロッキング工法とはALCパネルの上下の構造体にアングルを溶接取付し、そこに施工していく工法です。
こちらが施工完了状況です。上の固定箇所は見えませんが下部と同じように固定されています。
パネル間は固定されておらず、雨水が侵入しないように外部はコーキング処理を行っています。
上下のみの固定のため、地震などで建物が揺れても建物の揺れに追従し、建物の破損を防ぐことができます。
鉄骨造は地震の際に鉄骨が変形して倒壊を防ぐため、ロッキング工法と相性はとても良いです。
これからも工事の様子をご紹介していきます。
宜しくお願い致します。