こんにちは。工事部の長坂です。
みなさんお待ちかね(?)の日頃見ることのできない
建物ができるまでをご紹介していくシリーズです。
前回の「サッシ編」はこちら。
今回は建物の「位置の出し方」についてご紹介致します。
建物を作る際に位置出しはとても大切な工程です。
建物の位置がズレてしまうと
道路から見た際の外観はもちろん、
建築基準法に定められている避難経路などの
法を犯してしまう可能性もあります。
では早速、建物の位置の出し方を見ていきましょう!
まずは図面に書いてある建物の位置を確認します。
この図面を見てみると
道路から1メートル離れた位置に建物の基準となるY19通りがありますね
この境界線を表すために敷地と敷地の間に境界杭と言うマーキングが施されています。
図で言うと緑色の部分です。
それがこちら。
いろいろな種類があるのですが今回はこの矢印型。
上から見ると矢印型に刻印が施されています。
わかりやすくするとこんな感じ
この矢印の先端が境界を表すのでこの目印を基準に建物の位置を出していきます。
そしてトランシットと呼ばれる特殊な機械で
距離、角度を確認することでミリ単位での性格な位置を出していきます。
位置を確認して敷地に原寸大で書きこんで完成~!
いかがだったでしょうか?
普段、よく目にする物が「実はこんな風にできあがっていくんだ~」と、少しでも建築に興味を持つキッカケになったらうれしいです!
さて、お次はどんな工事を紹介していこうかな。
次回をお楽しみに~。