二回目の登場です。須川です。
今回のテーマはRC躯体の杉板の打ち放し仕上げについてです。
従来の打ち放し仕上げと違う点は、コンクリートがツルっとした仕上げではなく、
コンクリートに杉板の木目が浮かび上がっているという点です。
まずは杉板の準備をします。
杉板はそのまま使用すると、板の色目がはっきりと出てしまって赤くなってしまうため、
セメントを塗布します。
一枚一枚薄く希釈したセメントノロをモップで塗り込んでいきます。
乾いたら表面にこびりついたセメントを拭い取ります。
長さを切りそろえて、
大きなパネルを作ります。
それをユニックやレッカー、
時には人力で起こしていきます。
大きな壁も同じ要領で起こしていきます。
そしてコンクリートを打設して、脱型します。
緊張の瞬間です。
綺麗にコンクリートに杉の木目が映し出されました。
無機質な印象のコンクリートにも木の温もりを感じることができるようになるので、手間をかける甲斐はあります。
ちなみに写真の物件は先日躯体の打設が完了し上棟しました。
これから内装工事が始まります。
まだまだここからがスタートです。
お客様に満足いただけるよう頑張ります。
須川