大変お久しぶりです。
設計部　森です。

今回は写真は一切ありませんが
ご一読いただけると幸いです。

社会の様々な分野に影響を及ぼしているコロナ禍。

東海・ビルドとは「高山町家　惣四郎」を通じて
大変近い距離にある高山市には　
吉島家住宅（国指定重要文化財）と
日下部家住宅（国指定重要文化財）が建っています。
吉島家住宅は
アメリカの建築家チャールズ・ムーアに
「吉島家は地球の裏側から飛行機で訪れる価値がある」と言わしめました。
日下部家住宅は
建築家安藤忠雄氏が自ら世界で影響を受けた建築の一つに挙げています。

この２軒は一般公開されており、私も度々訪れて
その都度、新しい発見をして帰ってきていました。
吉島邸では建築家伊東豊雄氏が訪れて講演を行い、
東海・ビルド社員を引き連れてこの講演に行ったりも
していました。現吉島家当主吉島休兵衛忠男氏は惣四郎に来てくださり
惣四郎という建築に対して大変な賛辞をいただきました。

このようなご縁の中
コロナ禍の煽りを受けて
この２軒が存続の危機に陥りました。
「日下部民藝館×吉島家住宅
飛騨高山の名建築を護るためにクラウドファンディング挑戦のお知らせ」
という連絡を吉島休兵衛忠男氏から受け、
東海・ビルドも微力ながら
クラウドファンティングに参加させていただきました。

高山町家　惣四郎を造った目的の一つに
「惣四郎を通しての地域への文化貢献」
があります。
この一環として、
また建築を通してみなさまとつながるという意味においては
当社もこの２軒も同じであるという仲間意識から
参加をいたしました。

どうやら目標額を大きく超える結果が出たようです。