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2021-08-24

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工事部通信

こんにちは、工事部の草川です。
先日土木業者の方を講師に迎え、地山掘削作業の安全対策講義が開催されました。
まず掘削とは地盤や岩盤を掘り取ったり削り取ったりすることです。
主にバックホウを使用し土を掘り返し運んでいきます。
皆さんもこんな光景をみたことがあるのではないでしょうか?

掘削作業をすることにより様々な危険が生じます。

・バックホウと作業員の接触
・掘削し土を掘り返したことによる地山崩壊
・雨が降り土砂災害

など挙げるとキリがないほど危険が隠れています。
その危険を事前に回避し労働災害をなくす為、掘削面が2メートル以上になる掘削作業を行うものは労働安全衛生法に定められた地山の掘削作業主任者という国家資格を持っている者に限られています。
専門知識を持っていないと大変危険な作業なのです。

そして今回の講義で勉強したことは労働安全衛生規則(安衛法)。
安衛法とは、職場での労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境の形作を促進することを目的としている法律です。
危険が伴うからこそ決まり事に沿って作業を行い、安全な現場を作っていかなくてはなりません。
例えば地山の種類と掘削面の高さによって掘削面の勾配の角度は変わってきます。
岩盤や堅い粘土の地山で5メートル未満の高さであれば掘削面の勾配は90°でいいんです。
要は堅い地盤で崩れてくる可能性がないからですね。
その他の地山で高さが2メートル以上5メートル未満の場合75°以下、高さが5メートル以上は60°以下と決められています。

専門業者だけでなく我々現場監督も知っていないと危険が伴います。
安心安全な現場を目指し工事部だけでなく設計部、品質管理部、積算部も一丸となり日々勉強しています。

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