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2021-09-10

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設計部通信

こんにちは、設計部の池内です。

前回の設計部通信に引続き研修報告です。
今回は断熱材「ECOボード」について勉強してきました。

断熱材は壁や屋根の中にあり普段は目にすることのない建材です。
しかしその性能の違いが住環境の快適性に大きな影響を与えます。

また、社会的な省エネ推進の取組みもあり、建物の省エネ性能の向上がより一層求められています。特に外皮性能(UA値)の向上は避けて通れない重要なファクターとなっています。

今回、ショールームをご案内頂いたジツダヤ様。
1.遮熱、2.断熱・気密、3.透湿、4.遮音、5.耐水、6.防火、7.メンテナンス、という7つの性能に優れた断熱材「ECOボード」について勉強させて頂きました。


「ECOボード」、ロックウール、EPSの3種類で断熱性能の対照実験を見学させて頂きました。


同じ材料で今度は遮音性能の比較です。

実験を見て「ECOボード」の優れた性能を体感することができました。

古い日本の家は夏に合わせた造りをしていました。
雨戸や障子を開放すれば風通しが良く、庇によって厳しい日射を遮り軒下に日影を作ってくれていました。
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。」だったのです。

ですが、今や真夏の猛暑を凌ぐためにはエアコンは不可欠となっています。毎年ニュースで取り上げられているように、なければ健康や命に関わるほどです。
どのように快適な環境を作っていくか、エアコンを前提とするからには外皮性能についても十分考慮しなければなりません。
今回の断熱材研修は、そういった意味でも大変勉強になり有意義なものとなりました。

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