「シリーズでお伝えしている」という括りに
プレッシャーを受けつつ、設計部 森が続けます。
内外装デザインはUさんと色々なお話をするうちに
「シャープなかっこいいもの」は世の中にたくさんある。
というか、この方向に多くの建築が向いている。
「飽きない、普通の、それでいてなんか いい。」
そういった建築って中々無い。
という方向で同調してしまった・・・
材料もありふれたもので、手に触れる部分は優しく。
などなど
しかし
言うは易し行うは難し。
「新建材」が出回る以前は無垢板など
自然素材の加工品が普通であったのですが
今の「普通」は「素材そのものが加工品」が多い。
この世界で予算を組みつつ、どこまでできるかが
デザインの主題となった。
以前、東海・ビルド選抜隊で見に行った
鎌倉の美術館の写真から1枚を選んで。
こんな感じの外壁塗装で
色検討はしつこいほどしましたが
ごく普通に塗装。
内部はごく普通に、
元設計ではスチールフラットバーにアクリルを仕込むことになっていた
階段やスキップフロアの手すりは木に変えて
完成しました。