こんにちは、工事部の草川です。
木造建築の際、必ず実施する大切な工種の一つにシロアリ防除工事があります。
よく話は聞くことがありますがあらためて、シロアリ被害とは、シロアリが木造の家の建材である木材を食べることで、家の耐久性が低下する被害です。
シロアリは木材を中から食べ始めます。
そのため表面的には被害が見えにくく、発見が遅れやすいという特徴があります。
被害が多い場所は、土台や床束(床を支える柱)・柱などの木材です。これらは木造住宅を支える重要な箇所であり、そのままにしておくと深刻な劣化の原因となり、耐震性能の低下や資産価値の低下を招きます。大規模な修復が必要になってしまうこともあります。
シロアリが木材を好むのは、木の食物繊維の主成分であるセルロースが栄養源のためです。そのため、家具や畳、段ボール、新聞紙、衣類なども食べます。
さらに、食べはしませんが、蟻道(進入口、通り道)をつくるために断熱材や金属ケーブル、コンクリートの基礎などに穴を開けることもあります。
忘れがちですが快適な建物を維持するためには重要な工程の一つですね。