皆さまこんにちは、先日木造耐火建築についての勉強会を行いましたのでご報告いたします。
まず、耐火建築物とは通常の火災が終了するまでの間、火災による建築物の「倒壊および延焼を防止するため」に必要とする性能を有した建築物の事です。
そのために木造建築物では壁 柱 床 梁 階段 屋根など構造部分を全て石膏ボード等の被覆材にてすき間なく覆う必要があります。
被覆材の厚みも42mmや46mm等場所によって決められています。
今回はその被覆材(強化石膏ボード)のメーカーでもあります吉野石膏さんに講義をしていただきました。
参加者は20名程度で社員だけでなく設計事務所さんや職人さんなどにも来ていただきました。
講義は止付けビスの長さや耐水の材料、配管の穴を空けた部分の処理といった実際の現場に即した内容で活発な質疑や意見交換もあり大変良かったと思います。
また人の命に係わる重要な部分であることを再認識できました。
弊社でも園舎や介護系施設の場合、基本耐火建築物でなければならないため木造耐火建築は増えてきています。
また近年はカーボンニュートラルやSDGsでも木造が注目されています。
新しい技術・材料の開発により高層の木造建築も増えてきています。
コンクリートの建物に比べるとまだまだコストはかかりますが、我々も日々知識をアップデートして脱炭素・環境問題などで社会貢献に取り組んでいきたいと思います。
工事部 柘植