スタッフブログ

2025-01-30

建築企画室通信「園児の歌声と起工式」

皆さんこんにちは。

建築企画室の山口です。冬の寒さも一層強まった今日この頃。

今回はそんな寒さも吹き飛ぶような元気な子供たちが集う幼稚園にて、増築工事の起工式(仏式)を執り行いましたのでご紹介いたします。


そもそも起工式とは、地鎮祭と同じく工事の安全や成功を祈願する式典ですが、今回は仏式の起工式ということで、弊社として多く経験がある地鎮祭とは一味違った式典です。

仏式の起工式では、宗派や寺院により進行方法(式次第)が多岐にわたる為、すり合わせを入念行う必要があります。私としても会社としても多くの学びを得る機会になり、大変有意義な式典となりました。

参列者全員による焼香の様子。

今回の幼稚園では理事長が寺院のご住職を務められていることもあり、理事長自ら起工式における住職、そして鍬入れを担っていただきました。

式中にご住職のお経や参列者の焼香が行われる中、ピアノに合わせた元気な園児たちの歌声が心地よく聞こえていました。

その歌声を聞き、より一層工事の安全を願うとともに、新園舎で元気に遊ぶ園児たちの情景が目に浮かび、それがとても微笑ましく感じたのは私だけではないはず。

振返ってみると副園長先生が式典前に「硬すぎず和気あいあいとした雰囲気で執り行えるといいですね」とおっしゃられていたのがとても印象的です。

 

「建物ができる場所、建物ができる背景、建物と関わる人々、建物完成とその後・・」一つの建物には多くの物語があります。

建物の計画前の過去の物語から建物完成後の未来の物語まで終わりなく続いていきます。

お客様と語り、知り、思い描き….。

今回の式典で園児たちの歌声を聞き、完成後の情景を想像し、一つの建物が出来上がっていく過程に関わるというのはこんなにも素晴らしいことなんだと再認識した日になりました。

想像した情景が現実になる日が楽しみでなりません。

 

新たな園舎で園児たちの笑顔が溢れますように。

メニュー

バックナンバー