こんにちは。
設計部 渡邉です。
早速、S別邸見学記 第三弾です。
設計者は、横河設計工房の横河健さんです。
実は、学生のころから好きな建築家の一人でした。
個人住宅や別荘が比較的多いため、なかなか実際の建築を見る機会は無く、初めての実物拝見。
「絶対凄い建築なんだろうな…」と、先入観有り有りで当日を迎えました。
と、思いながらも実際見に行くとがっかりする事も多いのですが…。
結果は、「本当に凄い建築だった」
見て下さい!この佇まい!!
自然に溶け込みながらも、存在感があります。
唐突ではありますが…
今回の建築見学のMyお気に入りの発表です。
まず、一つ目は!!
『暖炉』
どうです。壁に何気なく取り付く暖炉!
シンプルで、さりげなく壁に取り付きながらも、この存在感。
暖炉を構成する、部材を可能な限り減らすことで、暖炉内の炎が際立つ様に設計されています。
続いて、二つ目。
『開口部』
この開口部は、風通しだけではなく、風景を切り取る額縁の様な役割も併せ持っています。
この開口部も無駄を省いたデザイン。外から見ると、より分かりやすい。
障子を閉めると、ほのかな光だけが透過し、また違った印象を受けます。
上記のような、1つ1つを丁寧に考え、設計に落し込んでいく。
個々だけが目立ち過ぎるのではなく、全体のバランス考慮しながらデザインしていく感性に脱帽…。
久々に、感動できる建築を見る事が出来ました。
当日、快く別邸を案内して頂いた、お施主様。
わざわざ建築説明のために来て頂いた施工者の方々に感謝です。