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2012-06-17

S別邸 見学記 Vol.3 渡邉

こんにちは。

設計部 渡邉です。

早速、S別邸見学記 第三弾です。

 

設計者は、横河設計工房の横河健さんです。

実は、学生のころから好きな建築家の一人でした。

個人住宅や別荘が比較的多いため、なかなか実際の建築を見る機会は無く、初めての実物拝見。

「絶対凄い建築なんだろうな…」と、先入観有り有りで当日を迎えました。

と、思いながらも実際見に行くとがっかりする事も多いのですが…。

 

結果は、「本当に凄い建築だった」

見て下さい!この佇まい!!

DSCN2415

 自然に溶け込みながらも、存在感があります。

 

唐突ではありますが…

今回の建築見学のMyお気に入りの発表です。

 

まず、一つ目は!!

『暖炉』

IMGP1893

どうです。壁に何気なく取り付く暖炉!

シンプルで、さりげなく壁に取り付きながらも、この存在感。

DSCN2456

暖炉を構成する、部材を可能な限り減らすことで、暖炉内の炎が際立つ様に設計されています。

 

続いて、二つ目。

『開口部』

P6060052

 

この開口部は、風通しだけではなく、風景を切り取る額縁の様な役割も併せ持っています。

この開口部も無駄を省いたデザイン。外から見ると、より分かりやすい。

DSCN2427

 

障子を閉めると、ほのかな光だけが透過し、また違った印象を受けます。

P6060025

 

上記のような、1つ1つを丁寧に考え、設計に落し込んでいく。

個々だけが目立ち過ぎるのではなく、全体のバランス考慮しながらデザインしていく感性に脱帽…。

 

久々に、感動できる建築を見る事が出来ました。

当日、快く別邸を案内して頂いた、お施主様。

わざわざ建築説明のために来て頂いた施工者の方々に感謝です。

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