こんにちは。設計部の井上です。ご指名頂き前回のレセプション報告第2弾!
詳細偏!と行きたいところですが前回の内容でおおよそ紹介してしまった感が
あるので詳細と言う程の内容はお伝えできるか・・・・・では、
さわやかタウンの施設長の挨拶風景です。
コメント詳細です。さわやか愛知「ふれあいNEWS常夏号(117号)」より
抜粋しました。
また施設長の挨拶で印象的だったのが、我々東海・ビルドを紹介して頂いた際の
コメントで
「デイサービスは通常死角を造らない様に箱型で造るのが通常です。が、東海・ビルドさんは建物を曲げてくれました!」
(計画当初のスケッチ。ゾーニングや間取りは何度となく変更したがこの「緩やかなカーブ」は最後まで変わりませんでした。)
「利用者さんを常に監視するように死角を造らないのが当たり前になっていますが、利用者さんだって人間です。時には誰にも見られたくない時だってあると思う!」
「思いやりの精神」を大事にする施設長の思い。
そんな施設長の思いは打合せの時から常に大胆で、我々の度肝を抜くアイデア満載でした。
例えば実現には至りませんでしたが、「足湯をしたい!」とか「「露天風呂を作りたい!」などなど様々でした。
そんな中から実現したアイデアをご紹介。
①つるかめ階段と銘打たれた階段。長寿っぽく、縁起が良い名前ですが
レセプションの寸前まで鶴と亀をどうするかを悩んでみえました。
折り鶴を飾った照明。(シャンデリアのデザイナー・高田浩樹さんの作品)
折り鶴はスタッフさんや入所者さん皆さんで作ったそうです。
その照明の下にいた亀。(わかりにくいですが水槽の右端に居ます)
まさか本物を用意するとは・・・
②各種サイン計画。これはトイレのサインですが顔の部分をよーく見ると「お」と言っています。
即ち「お手洗い」。
同じくお風呂のサイン。「風呂」じゃなく「お風呂」。
同じく「お休処」・・・といった具合です。
度々登場している水耕栽培。青空に映えるみずみずしい野菜。
今回のレセプションで参加者全員にお土産で頂きました。
(前回ブログの最後に頭に載せてたものです)
最後にさわやか愛知デイサービスは単なるデイサービスではなく、施設長のコメントにも
あるようにタウン。街です。しかも単なる街ではなく「可能性に向かって挑戦する選択を与える街」です。
川上理事長もご挨拶でおっしゃっていましたが、
「建物(箱)は完成しました。今度は街を運営していく中身(人と仕事)です!」
さわやか愛知様は設立当初は「地域たすけあいの会」という任意団体で理事長の自宅を使って、活動をしていたそうです。無償ボランティアから始めて、有償ボランティア、託児所、宅老所、配食サービス、ヘルパー、デイサービス・・・・といった感じで、常に自分達で助け合い、考えて行政に頼らなくてもみんなで助け合っていく地域社会づくりを目指した結果、今日に至るそうです。
しかし理事長曰く家族の支えが無ければとても出来なかったそうで、
そういった一番身近な家族、社会に対する思いやりの精神を持った時、人は他人や社会に対してやさしさや笑顔を与える事が出来る。
そんな「助け合い・思いやりの精神」を強く感じる事が出来たことが今後の何よりの自分の財産となりました。ありがとうございました。