図面はこのようなものでなかなか想像がつかないかもしれませんが、
床のパターンの貼り分けが天井と連動して円弧の流れを室内に呼び込んでいる。
エントランスから
遠くから透けて中の受付カウンターを見せる。
ドアを開けた光景。
カウンター。受話器も時間をかけて選んだ。
ちなみに・・・
「受話器をお取りいただいてお待ちください」の文言。
「お待ち下さい」と原稿を作成したら古澤先生から
「お待ちください」が正しい。「下さい」は要求のときに使うもので
お願いするへりくだった表現ではない。
とのご指摘。
「さすが 弁護士さん!一字一句に細かく神経が行き届いておられる」
と 妙に 反省しつつ 感心してしまった。
カウンターの向こう側、完全円筒形の待合室。
このチェアーとテーブル・・・
名駅のインテリアショップを先生と私で日曜日に歩き回って・・・
イタリアのデザイン。テーブルのトップは黒ガラス。
打ち合わせ室は4つ。すべての部屋の形状と内装パターンを変えている。
見返しは
コルビジェのテーブルが効いてる。
次の間。
円弧壁と床、天井パターンの切り替えが分かります。
見返し
次の間
音が漏れないように全室 壁は防音シートを張り、ガラスも防音ガラス。
見返し。
最後の間。
見返し。
一番大きい部屋。
ここだけは通路の床・天井パターンが部屋のエンドまでのびている。
通路。
執務スペースに並ぶ弁護士執務ブース。
ここに貫入する円筒形の待合室の壁。
円弧壁に半径が異なる円弧の棚。
この棚板の支えも円弧。
現場で急遽、工事部田中係長がデザインしてつけてくれた。
一番最後のデザインとなり、
古澤先生から
「画竜点睛を欠く。最後の句読点を田中さんが入れたね。」と
メインデザイナーとして、私はフクザツな気持ちで聞いたのであった・・・
古澤先生は来年度、名古屋弁護士会の副会長に就任が決まっておられる。
新事務所で
ますますのご活躍を!!!