こんにちは。設計部 渡邉です。
さっそく、「旅」シリーズ始動の第1弾!!
最初から、一番心に残っている『瀬戸内国際芸術祭2010』をPick UP!
本当は、最後の方に残しておきたかったのですが…
瀬戸内国際芸術祭が2013年。つまり、今年。
規模をさらに大きくして開催(3月20日〜)されるようなので参考になればと思いまして…。
この芸術祭は、トリエンナーレ形式なので、3年ごとに開催されます。
現代アート作家、建築家、島の人々が協働して、創り上げられるプロジェクトであり、
何よりも、自然(島)が感じられる魅力ある芸術祭。
副題として「アートと海を巡る百日間の冒険」。
そう、船で島々を巡る 『冒険』 です。
日本の芸術祭の中でもスケールが大きく、「瀬戸内海の島々」を舞台としています。
2010年は、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島の7島。
2013年は、参加する島が増えるとか…。
さてさて、香川県の高松港からスタート!!
フェリーで島々を巡る訳ですが、また景色が最高!
ルートは、各々の自由。
開催期間限定のフェリー2日間フリーパスを利用して…。
まずは、皆さんの中にも知っている方も多いはず!?
『直島』!
この薄っぺらいのが、港の施設。
「海の駅なおしま」
(SANAA 西沢立衛+妹島和代 設計)
ん!?柱はどこに!?
この施設の設計者は、金沢21世紀美術館の設計も手がけている。
特徴は、「軽さ」「薄さ」「透明性」と言ったところ。
開放的すぎる!?ぐらいの、スッキリとした内部。
中で働く人は、あまりの柱の細さに怖いのでは…と、ふっと思う。
自然満喫と思い、折角だから…と、バスではなくレンタルサイクルで島巡り!!
これが、悪夢の始まり…。
起伏が激しく目的地までが遠い…
しかも、真夏に行ったのでへとへと…
そんな中にも、得るものも有り!
バスでは、一瞬で通り過ぎてしまう景色&アート作品を自転車では思う存分堪能できる!
直島は、言わずと知れたベネッセが手がけるアートの島。
詳しくは下記のURL
http://www.benesse-artsite.jp/
この島の美術館は、3つ。
「ベネッセハウスミュージアム」
「地中美術館」
※ クロード・モネの睡蓮シリーズや、ジェームズ・タレルが観れる。
※撮影禁止なので、純粋に作品に入り込める…。
※睡蓮の部屋の床タイルが面白い。水の上を歩いてるイメージ!?
※ 自然に配慮し、美術館全体が地中に埋められている。
「李禹煥美術館」
この島は、安藤忠雄 設計の建物がずらり。
自然や、アート作品を邪魔しない。かつ、相互を引立てる上手さがあるな!と、感心。
アート作品は、有名どころでは、草間彌生「南瓜」
杉本博司の作品
等々。
その他にも、家プロジェクト
などがあり一日では周りきれない。紹介しきれないぐらいのほどの充実ぶり。
直島には、自然。アート。建築。温かい島の人々と、様々な魅力が有る島です。
興味が有る方は、一度は行ってみる価値“大”の旅先です。
次回の島は、小豆島にしようか…。また、考えます!