以前はこの本に載っている建物を見て回り、見たら本にチェックすることを楽しみにしていたのに、ここ最近は全くで・・・本当に久しぶり。
はじめまして。工事部の安江です。(唯一現場監督の出来ない私です。えっ!なにやってるの?とそんなことには多分興味はないと思うので早速本題です。)
新建築 建築ガイドブック1864~1993年 新建築に掲載された建物の選りすぐり集。(少し古いですが、良いものはいつの時代でも良いもの・・なのかわかりませんが。)東京はさすがに掲載ページが多い。
① 東京駅(1914年) 辰野金吾/大林組
② 東京文化会館(1961年) 前川國男/清水建設
③ 国立西洋美術館(1959年) ル・コルビュジェ/清水建設
④ 東京都美術館(1975年) 前川國男/大林組
⑤ 東京カテドラル聖マリア大聖堂(1964年) 丹下健三/大成建設
⑥ 根津美術館(1954) 今井兼次・内藤多仲/清水建設
⑦ 世田谷美術館(1985) 内井昭蔵/清水・村本・儘田建設JV
⑧ 大学セミナーハウス(1965) 吉阪隆正・U研究室/清水建設
と・・・今回見てきた建築物がこんなに!!なかなか迫力のある建物ばかり。
なかでも②の東京文化会館は迫力がありました。力強い圧倒的な迫力!凄!
壁に石が・・ブロックごとに石の大きさが違う。なにか規則性を見つけたい・・・。
⑥の根津美術館は時が流れ、隈研吾の設計で2009年に建替え。ゆっくりと歩きたくなるアプローチ。
熱帯魚にでもなって水槽に入れられた感じ・・・。表現がイマイチだなー。天井のアクリルパネルに天空光と中に仕掛けられた暖かい色の照明がなんとも心地良い。(しかし魚になった自分には水面にしか見えませんでしたが・・・)
浅草からは又々、隈研吾の設計 浅草文化観光センター
面白い。只々面白い。木造の平屋を上に積んでタワーにしました!という建築。これを形にしたいと思った隈さんに驚きです。『負ける建築』と言われている(新しい造形だけど景観に調和している、建築が「どうだ!」となっていないということ)そうですが、どうですかねー。でも図面が見てみたい。断面はどうなっているのか・・・気になる建物です。 最上階から階段で降りてくると、面白いサインが。
特徴的な断面を持つ建物ならではのフロアサイン。察しの通り、階段を降りていくと出張った箱が次は7階のところに。写真にはありませんが、踊り場にも面白いサイン。途中でフロアがスキップ(踊り場にフロアーがあること)したり・・・。この建物がかっこいい、美しいというのはありませんでしたが、只々面白い建築でした。是非階段のサインを見て欲しいですね。建築と芸術(美術館もたくさん見たんです)漬けの充実した2日間でした。人生初ブログ記念!ということで図々しくも文章のなかに自分の家族の名前を隠してみました。(探すのは多分本人だけだとは思いますが・・)
設計から工事に渡ったバトンリレーはいよいよ後半戦に!お楽しみに!!