四日市の家
Concept
「コンクリートの家を建てたい」と雑誌を見てわざわざ四日市から訪ねて来て下さったS様。それでは、思い切ったものを出そうと提案したプランはかなり大胆なものとなりました。個室と水廻りはRCのボックスの中に納め、ボックスに挟まれた木造部は開口部を大きくして床と屋根だけが存在しているようなイメージ。とても開放的な光あふれるLDKとなりました。ビルドの代名詞「混構造」の中でも数少ない平面的につながる混構造です。
Data
エリア | 三重県 |
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構造 | 混構造(鉄筋コンクリート造+木造)/2階建 |
延床面積 | 119.80㎡ (36.24坪) |
Construction工事部
今回の建物は混構造です。その中でも珍しく横のつながりを持った混構造となっています。
今回の工事のポイントは、工程の進め方と木造部分とRC部分の取り合いの納まりでした。設計、各業者と打合せを詰めることでスムーズに工事が進められたと思います。内部、外部共に打ち放しがあり、新しい形の東海・ビルドを象徴する建物ができたと思います。
Operating建築企画室
初めてイメージパースを見たときのワクワク感は今でもはっきりと覚えています。混構造を取り入れた大変インパクトのある住宅であり、完成を楽しみにしていました。近隣住民の方も工事途中は「いったい何ができるの?」と不思議そうにされていましたが、外観が見えてきて「すごく素敵な夢のある住宅だね。」と言われたときは私も素直に嬉しくなりました。地域のランドマークになる建物が完成したと思います。
Architect設計部
教えて頂いたその土地は、住宅地の中の細く曲がった道のほとんど行き止まりにありました。全面道路の幅や隣地との高低差など厳しい条件もありましたが、それ以上に「せっかく四日市から来て頂いたのだから、これぞビルドという提案がしたい。」という思いと「この思い切った案を受け入れてくれるだろうか?」という不安がありました。幸いにもフィーリングがピタリと合い、細かい変更はあったものの当初の案をベースに計画を進めさせて頂きました。良い出会いとはこういうものなのかな…と実感した物件です。