庇と壁の家
Concept
庇と壁の家
緑豊かな遊歩道を臨む好立地に今回の住宅を計画した。
この庇と壁の家の特徴は、庇と壁である。
豊かな眺望を丁度良く切り取るためと、日照調整のために2メートル持ち出した庇。
内部と外部に連続して6メートル聳(そび)え立つ杉板型枠のコンクリート打ち放し壁。
この庇と壁が内から外へ、また外から内へ連続し、
それらに挟まれた場所に様々な空間が生まれ、
その他の空間へと何となく繋がる。
外壁の枠取りをしてから間仕切る計画手法ではなく、
抜けの方向性を決めてから曖昧に繋げる計画手法を採用した。
大らかで伸びやかで優しく繋がる、
施主のご夫婦を表現したような住宅である。
Data
エリア | 愛知県 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造/平屋建 |
延床面積 | 212.39㎡ (64.25坪) |
建築家 | Yosuke Masuda |
Construction工事部
この住宅の特徴である高さ6メートルの杉板型枠のコンクリート打ち放し壁。
この壁に打ち継ぎ目地を作っては台無しになると思い、打継ぎ無しで、一気に打設しました。
そのコンクリート打設日には多くの社員がコンクリートを叩きに来てくれました。
お施主様とも現場で毎日のように打ち合わせをしたり、夜な夜な設計と納まりを検討したり、
苦労の先にある快感を味わえました。
Operating建築企画室
3年程前違うきっかけで施主にお会いし、しばらく過ぎてから住宅新築のお声掛けを頂きました。
当社の設計施工の一貫体制を評価いただき、デザイン、施工、コスト、設備仕様等の機能のあらゆる面を
施主と一つずつクリアしていきました。
一番印象的だったのは、設計提案を「増田君のやりたいことをやればいい」という言葉です。
施主の大きな御協力の下、当社を代表する邸宅が完成しました。
Architect設計部
オーナー様ご夫婦の器の大きな人柄を象徴したような住宅が完成しました。
様々なことに挑戦させていただき、最高に楽しい家創りに携わらせて頂けたことに大変感謝しております。
オーナー様ご夫婦・営業・設計・工事・協力業者のチームで、
皆で楽しみ、苦労し、考え、魂込めて創り上げた住宅です。