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2015-02-05

No.458 建築紀行 ヨーロッパ編 19

風まかせ ポアティエ編の始まり。
TGVは順調に進み
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ポアティエ駅に到着。
この街で一緒にクリスマスを過ごすのは
マリーロウ・レオト 65歳バツイチ独身女性。
実はこの人、半年ほど前
私の家に来ている。
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マリローとの出会いは27〜8年前。
フランス、ベルサイユに生まれたマリローは大学卒業と同時に世界放浪に出る。
その過程でオーストラリアにヒッピーとして移住。結婚。3人の娘を持つ。
その後、離婚。3人娘となぜか来日。
外国人に日本語を教えている私の妻の同僚となり、英語教師として働き、子育てをする。
実は私と妻が結婚する要となった人。
南山高校英語教師などをしながら
日本に7年いて突如、フランスに帰る。
但し、当時中学生だった長女のコーディネートで
3人娘を伴って、中国を放浪して帰るという離れ業をやってのけた。
その後、3度ほど来日。毎回、森家に滞在する。
という
関係の人。
もう 
下手な親戚より気心が知れてるので
ここは マリロースタイルで過ごすことにしている。
彼女の経歴から分かるように
風まかせ ポアティエ編です。
さて
ポアティエ駅。
よう!

軽く再開。
こないだ会ってるし・・・
マリローのオンボロ車にバックパックを押し込んで
とりあえずポアティエの街に出る。
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ポアティエ
フランス西部,ビエンヌ県の県都。ロアール川支流のビエンヌ川に注ぐクラン川にのぞむ台地上に位置する。アキテーヌ,パリの両盆地を連絡するポアトゥー低地帯の要地で,ツール=ポアティエの戦い (732) ,ポアティエの戦い (1356) など多くの戦いの舞台となった。

これだけではわかりませんが
要は
街はローマ時代のものがしっかり残っているという事。
早速、今夜の夕食材料の買い出しを兼ねて
街歩き。
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確かに、パリとは違い建物の石積みが
古い。
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こんな広場に出ると目の前に教会。
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ノートルダム・ラ・グラン教会
尖塔が特徴の12世紀ロマネスク様式の教会。受胎告知、幼いイエスの沐浴などが彫刻されたファサードや、マエスタの聖母と光を背にしたキリストが描かれたフレスコ画がある。窓からの自然光が幻想的な空間を作り出している。
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教会があると、とりあえず入ってしまう癖は25年前から変わっていない。
教会建築は特に古いものほど
構造と空間が一体になっている。
アーチ天井を支える分厚い石壁や、
半円アーチでないアーチは足元が開いていってしまうので
これを支えるフライングバットレス(飛び控え壁)など
長い時間をかけて洗練された構造体。
思う空間を創るための構造が本当に美しい。
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ステンドグラスやフレスコ画も見ていて飽きないので本当に楽しんでしまう。
特に
この街の教会は古い分、凄みがある。
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この広場の小さなカフェで昼食。
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「今夜は何を食べたい?」
と聞かれても・・・
とりあえずまだフランスで食べてなかった
「牡蠣」

いうわけで
市場に牡蠣を買いにいく。
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ついでにピクルスも買おう。
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チーズも食べたい。
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「待て、アキオ用にスペシャルチーズを用意しておいた。」
安心して街歩きを続ける。

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