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2015-02-18

No.462 建築紀行 ヨーロッパ編 23

マリロー家
マリロー2
1階はこんな感じ。
マリロー家の居間、キッチンはこの右端の部屋。
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この小さなキッチンで結構凝った料理を作ってしまう。
その左は客間。
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でも冬は暖房費がかかるから使用しない。
その左は大きな納屋。
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ここに薪が積んであり、少しずつ運び出して薪ストーブにくべるのが私の仕事だった。
この写真の左端の小さな白いドア。
トイレ・・・
そう
外に出て歩いていかないと行けない。
夜は真っ暗で寒い中を(トイレにいる間中寒い)ここに向かう。
ビールなんて飲んでしまったので
もう、大変。
ちなみに、トイレに洗面所と洗濯機があるが
洗面は主に2階を利用した。
2階への階段。
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壁に日本の半纏がかけてある。
シンプルすぎる階段を上がると
2階は
マリロー3
階段右の部屋が我々の寝室。
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その右端がマリローの寝室。
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この寝室に1991年からマリローが24年にわたり、大切にしてきた
住宅のドローイングがかけてある。
「ビラ・マリロー イン オーストラリア」
当時、マリロー(40歳の頃)はオーストラリアに広大な土地を持っていた。
その敷地には湖や川があり、その水辺に家を建てて暮らすのが
彼女の夢だった。
全ての空間が繋がって、中心に浴室がありそこからみんなの様子がわかる
という 結構デタラメな家を彼女は夢見ていた。
そのデタラメさに共感し
敷地も見ないで話を聞いただけで
彼女の家を設計したデタラメな
若き建築設計士がいた。

若干30歳の森昭夫その人であった・・・

マリロー40歳の誕生日にプレゼントしたのですが
24年前のすっかり忘れていた自作に再会。(結構これがはずかしい)
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でも
ずっと
持っててくれたんだ。
相当感激して
記念に一緒に写真をと思ったら
掃除しているマリローのいでたちが
魔法使いのおばあさん。

こんなわけのわからない写真になった。
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もう
ほんと
台無しだよ。
しかし
しげしげと見ると
この家、結構良くできてる。
インクとエアブラシでコツコツ描いた手の跡も懐かしい。
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浸ってると
階段左にもう一部屋。
夏ならここが我々の寝室になっていたはずの部屋。
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これがマリロー家。
細部を見ると
もう
飽きることなく見入ってしまう造り。
例えば
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玄関横のこの部分。内部には平らで少し窪んだ石が棚のように設置してある。
昔のキッチン。水瓶に汲んだ水で洗い物をするとこの丸窓の下の穴から排水される。
こういった石が改修工事で出てきたので庭に置いてある。
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この石の手前が流し台、向こう側が排水路。
面白すぎる。
次回はマリロー経営のチェリーコテージの紹介。

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