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2015-02-28

No.465 建築紀行 ヨーロッパ編 26

こうして友人の家を泊まり歩くのは楽しいし
普通の旅行では到底できない体験もできる。
でも
場所を移動するたびに再会の喜びと別れの辛さを味わうこととなる。
今日でマリローとはしばしの別れ。(次はいつ会えるのか・・・)
この家ともしばしの別れ。(次はいつ来れるのか・・・)
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お互い、その話題は避けて
ポアティエ駅に送ってもらいながら
次女、イボンの家に行く。
イボン家は胃腸風邪の子供達5人を旦那の実家に預けて待っていてくれる。
ちょっと寄り道した巨大ショッピングモール。
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お金をかけず、うまく作ってる。
その中の専門店。
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わかりにくいかもしれませんが紫とグレーで全てまとめて
高級な空気を作り出している。
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ここはグリーン。
微妙な深みのグリーンがしっくり来る。
色のセンスだけでここまでできるのはさすがフランス。
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木製ファサードだが暗いこげ茶で内部の明るさと商品の色鮮やかなことをしっかりアピール出来ている。
マリローと妻が買い物してる間、結構楽しめた。
そして
イボンの家へ。
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ここも古い家を買ってモダンにリノベーションして住んでいる。
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玄関が無くて、このテラスから入る。
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キッチンを含めて全てイボンがコーディネートしたそうで
なかなかやるな、と褒めてやる。
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子供のイボンしか記憶にないのでなんだか不思議な気がする。
その上
完璧な日本語を話す。
「日本の小学校のことも、アキオと一緒に遊んだことも覚えてるよ。」
子供の頃に慣れ親しんだことって身についているものなのだと感心。
実はこの家、隣を買って(隣とは壁一枚隔ててるだけ)家を広げる作業に入ったところ。
隣に行ってみると
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この解体は子供達と一緒にイボンたちが行った。
スマホで解体中の動画を見せてもらったが
子供たちが背の丈くらいのバールで木造壁を壊してる。
楽しそう。でも
怪我しそう。
これが実地教育というやつか。
マリロー家の娘たちもみなたくましい。IMG_1490_2
昼食を用意してくれてみんなで囲む。
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あっという間に時は過ぎ、電車の時間が迫る。
イボンに
「一回くらい日本に来い!」と言い残し
駅へ。
駅前で車を止めたマリローだが
道路が混んでて降りることはできない。
「じゃあね!」
で別れた。
今回の旅程は妻が段取った。
私はそれに沿って見たい建築リストを各友人たちに送っただけ。
但し、ポアティエには何も送ってない。
マリロー家で過ごしたかった。
もう少しここに居たかったなと心を残して
TGVで
パリ、モンパルナス駅に戻り
メトロで
ノード駅(北駅)へ
そこから国際列車でベルギーに向かう。
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じゃあね
マリロー。
〜風まかせポアティエ編〜
完。
次回からは
〜我が物と思えば軽し笠の雪 オランダ編〜

始まり。

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