ケイトさんに頼んだこと。
ユトレヒトにシュレッダー邸という住宅がある。
リートフェルト設計のこの住宅、
見学するには事前予約が必要。
しかし、今回はオランダでの移動ペースがわからず
予約はしていなかった。
急遽、ロッテルダムを切り上げてアムステルダムに
向かうことになったので
「予約入れてみて。ダメと言われても外からだけでも
見てみたいので、ユトレヒトに寄ってくれー!」
と
頼んでみた。
結果、
今日の予約は一杯。
でも この雪なので予約しておいて来ない人もいるかもしれない。
そうなれば、一人二人なら見学可能かもしれない。
との事。
当然、
行く。
(ケイトさん、デニスさん、ほんと ごめん)
高速道路をひた走り、
ユトレヒト大学の魅惑的な建築群を目の端に捉えつつ
到着。
すぐ横の建物1階にシュレッダー邸管理オフィスを発見。
とりあえず ケイトさんが交渉。
その後、私も加わり
「日本から、この建築を見るために来たのだ。パリで見た
コルビュジェ建築も素晴らしいが、この住宅ほどではない。
これを見ることができないと死んでも死にきれない。」
などなど
怒涛のように見せろと迫ると
「とりあえず、向こうの部屋でシュレッダー邸ビデオを見ててください。」
女優のように綺麗な大学生風女性にそう言われると
「はい」と返事して
シュレッダー邸の歴史ビデオをおとなしく鑑賞。
わかりにくい英語に四苦八苦。
その後、リートフェルトの椅子模型を見たり、
本を買ったりしてると
「一名だけ、入れます。」
と先ほどのお姉さんがにこやかに言ってくれた。
申し訳ないが
みんな、泣いてくれ。
とケイトさん、デニスさん、妻に頼むと
みんな快く周辺散歩に出かけてくれた。
12名しか入れない決まりだそうで
日本語解説用ヘッドセットを借りて
いよいよ見学。
人数を数えると
私を含めて
13名いた・・・