こんにちは。設計部の増田です。
それにしても暑いですね~。。所長の沖縄ブログに挟みこんで、
前回ブログ(約1ヵ月前)にアップした直島旅行の続きをアップします。
ちなみに前回の内容は、こちら↓
http://www.tokai-build.com/blog/archives/1601
今回は、李禹煥美術館と地中美術館について書き込みます!
とはいってもどちらも館内撮影禁止・・・ということでアップできる写真が少ない;;
ま、文章とネットから拾ってきた画像でカバーします。
まずは李禹煥美術館!
ドーンとそびえたつコンクリート柱とコンクリートの塀。この石や鉄板がアートです。
この美術館は2010年にできたばかりの美術館で、安藤忠雄曰く「第二の地中美術館」らしいです。
李禹煥は、石と鉄板のみを使うアート作品が有名らしい(この美術館で初めて知ったが・・・)
この美術館の感想は、、、良かった!ただ、ここまでの道のりで体力も限界に近付いており、
もっとベストコンディションでゆっくり堪能したかった。
一番印象に残った作品がこれ↓
静物ですごい威圧感を感じた。照明がすごい上手なんでしょうね。作品名は、『関係項–沈黙』
なんか頑固親父とその背景のオーラみたいな感じ。。
あと、この美術館のコンクリート打ち放しは凄まじい!
内部は黒光りの石のようなコンクリートで、実際に触ってみても表面がガラス化していて本当に石みたい。今まで見たコンクリートで一番きれいでした。
そして、このコンクリートの高い塀の上部はどうなっているかというと、雨だれが起きない様に塀の内側に溝をきって縦樋を落しているのです! その写真がコレだ↓
そんな感じで1人で興奮しながら次の地中美術館へ向かうと、さすがに3歳の娘の体力も底を尽き、12kgを背負っての地中美術館へ。
地中美術館での唯一の写真がこれだけ;;ほとんど写真撮れない。
個人的には、この旅で一番のメインと考えていた地中美術館だが、コンディションは最悪。。
それでも、汗だくの娘を抱えながら、必死に鑑賞!
まずはコレ↓
ウォルター・デ・マリア
ほぼ完全な球体の大きな石は御影石を削りだしたもの。
まるで最近映画にあったGANTZ。
アート空間なのに壁は打ち放し(おそらく補修無し)。
続いてコレ↓
ジェームズ・タレル
すっかり有名なジェームズ・タレル。空見上げ系の作品(上の画像)以外に、
空間体験系のアートがあり。これがすごい。
その名は「オープン・フィールド」
壁にうがたれた青い光の満たされた直方体の空洞に頭を入れてみると、中は影の一切ない遠近感のない青い空間が無限に広がっているように感じる。(ウィキペディアより)
これは体験しないとわからない。写真や画像ではわからない。同じ直島の家プロジェクトのタレル作品「南寺」に近い体験アート。
続きましてコレ↓
モネの睡蓮シリーズ!今まで見た睡蓮シリーズで、一番大きかった。。空間もすごい。床は大理石をモザイクタイルくらい小さくカットし敷きつめられ、絵画の額も大理石。とにかく絵画を際立たせるための素材が吟味されています。
この3人のアーティスト+安藤忠雄のためだけの地中美術館。
それぞれのアートの為だけに1つの空間があり、その空間に行くまでのアプローチがこれまた良かった。
そのアプローチはまさに・・
「大トロの寿司を食べ、次の寿司を食べる前に飲む熱いお茶のような感じ」
と、嫁にそんな話すると「ふーん。そうだね。」と軽く流されながらも何とか地中美術館を満喫しました。。
次回は、直島の帰りに寄った兵庫県の安藤建築(個人住宅と集合住宅)を紹介します。8月中旬アップ予定!