こんばんは。営業部の松岡です。
小舎日和の工事を進めていく中で、ずっと頭にあったのが共用廊下の床の仕上げとサインについて。
最近、当社の賃貸マンションでは床モルタルの上に長尺シートを貼るケースが多く、また大規模修繕の際にも見た目がガラッと変わる為、同様に長尺シートを提案する機会が多い。
しかし今回に関しては何か違う・・・。小舎日和はダイナミックな杉板型枠のコンクリート打放しが特長の建物。杉板の灰汁が新築を感じさせない雰囲気を出す中、そこに仕上げがきれい過ぎるシートでは合わない・・・。
そんな事を考えながら、今年春に訪れた建築研修での21世紀美術館(金沢市)。その床を見て「これだ!」と思った。
工事部長に聞くと、コンクリート床の表面強化剤との事。濡れた様な艶が良く、よく見るとヘアークラックは入っているもののそれもまた良し。これを提案しようと設計増田、工事藤巻に相談したところ賛同してくれた。
昨日仕上げ工事の最後にこの床の仕上げを施し、何とも言えない満足感を一人で味わっていました。
ちなみに見切のステンレスは増田のこだわり。
現場で必死に磨いておりました。
サインに関しても、これもまた個人的なこだわりがあり、とにかく「あー賃貸マンションね」と分かるものにはしたくなかった。よくあるじゃないですか、「ここは何屋さんですか?」みたいな建物、そして看板。
事ある度にサイン、サインと言っていたので、設計増田も気を使ってくれて何案も思案してくれて決まったのがこれ。
施主様も設計も全面的に私の気持ちを汲んでいただいてありがとうございます。
明日、私以上のこだわりを持つ設計増田のブログが上がります。